当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。
すっかりアップするのが遅れてしまって、今年の夏の話で恐縮なのですが・・・。ある夏の日、スターバックスさんから突然ご連絡があり、お店の内装の一部に【森のかけら】を使いたいとの相談。以前に松山市内のカフェ『SOL ET LUNA(ソール・エト・ルーナ)』さんで289個の【森のかけら】をフレームに納めて壁に掲げるという事をさせていただきましたが、それのもっと大掛かりなイメージで、壁面に木を使ってアートな演出をしたいというご要望でした。
お仕事をいただいていながら大変恐縮なのですが、スターバックスでゆったりとコーヒーを飲なんて暮らしとはほとんど無縁の人間なので、最近のスターバックスがこんな取り組みをしていたなんて知りませんでした。全国のすべての店舗いというわけではないのですが、特に九州では環境に配慮した店づくりがされていて、内外装に木材をふんだんに使われています。しかもありきたりに内壁に木を使うなんてものだけでなくて、かなりぶっ飛んだアーティスティックな使われ方も!
今回、弊社が関わらせていただいたのはそんな面白いお店が多い福岡の県営大濠公園内にある『福岡大濠公園店』。私は行った事はないのですが、外観も個性的で、内装にも木の家具をはじめ、九州産の木材がたあっぷりと使われています。公園の景観の維持に合わせてデザインし、周辺環境にも配慮したグリーンストアと言うそうです。コーヒーを煎れた後に残る豆粕と公園の落ち葉でたい肥を作り、公園の緑づくりに役立てているなど、その取り組みぶりも徹底されています。
また、コーヒー抽出後の豆粕を間伐材と混ぜ合わせて形成したオリジナルボードを、店内の一部のテーブル天板に使用されています。そういうコンセプトなので、弊社の端材を捨てるのがモッタイナイという考え方と合致して、お声をかけていただいたようです。使用する材は当然九州産の木材という事ですが、こういう時に趣味と実益を兼ねた『世界中の木を集めたい』という妄想&暴走が役に立ちます!ええ、たっぷりとありますとも九州産材!!続く・・・
FUJITA TRAVELの今回のターゲットとなったのは、新潟市内で「日常を楽しもう」というコンセプトに基づき、さまざまなモノやコトをクリエイトする集団『ヒッコリースリートラベラーズ(hickory03travelers)』の代表・迫一成さん。翌日松山市内でデザイン関係のイベントの講演をされるために愛媛に来られましたが、いつものように藤田さんが空港から軽トラで市内を連れ回し、弊社にも立ち寄っていただきました。
何の関連も無さそうな田舎の小さな小さな材木屋に連れてくる方も連れてくる方なら、受ける方も受ける方だとは思いますが、そこは『森のかけら』の育ての親である藤田氏とはあうんの呼吸。もはやアイコンタクトすらも必要としないレベルで間合いを計り、「行け!」の合図とともに私も相手に襲い掛かる、いや喋りかけます。後になって気がついたのですが、お互い自己紹介すらもすることなく・・・
ほぼ95%こちらからの一方的な喋り・・・だって愛媛に来られてるんですもの、愛媛の(ものづくりの馬鹿な)話を聞いていただくのが筋、それこそが藤田氏がこの地へお連れした意味なのかと勝手に解釈。いや、舞違いなく「それでいいぞ!」というアイコンタクトを交わしたはず(きっと)。迫さんもこれは聞くに徹するしかないと、途中からは諦観の心持になられたようで最後までお付き合いいただきました。
迫さんの会社の『ヒッコリースリートラベラーズ』というお名前から察するに、きっとヒッコリーに対して強い思い入れでもおありなのかと思い、恒例となっているサインも『ヒッコリーの円い森』にしていただきました。ですが名前の由来は、木材のヒッコリーを意識されたというわけではなかったようです。それでも折角ですから、実際のヒッコリーの木とも倉庫でご対面していただきました。
一方的な私のお喋りにも終始笑顔でお付き合いいただき本当ありがたかったので、調子に乗って新潟と愛媛のコラボしませんかなどとお誘いしたところ面白がっていただいたので、もしかしたらもしかするかも。実は新潟県は、わずかに残るまだ行ったことのない県の1つで不思議と今までご縁がなかったのですが、ヒッコリー同様この1年で何度もその名を身近なところで聴くに及んでは、時が来たのかも?!
最後に迫さんからいただいた新潟の砂糖菓子『ゆかりmix』。見た目は金平糖のような可愛い形をしていて、この一粒一粒のなかに小さなアラレが入っています。お茶に入れると砂糖が溶けてアラレが現れてくるのですが、ちょうど湯に浸されて柔らかな感触になってこれがまたいい感じ!他にもカラフルなデザインのものがあって、そのパッケージを迫さん達が手掛けられてます。『新潟のかけら』、『新潟でかけら』・・・あるかもしれません!迫さん、素敵な出会いをありがとうございました~!
インターネットに精通したキュレーターの皆さんが、雑貨、海外の新しいアイデアやニュース、絵本、家の中にいても楽しめる情報などをそれぞれの視点で取り上げ、その記事を公開されている『roomie(ルーミー)』というインドア系ライフスタイルメディアがあります。roomieとは、「room」と「ie(家)」を足した造語。先日、そのキュレーターのひとり、林美由紀さん からご連絡があって、そのサイトの中で【森のかけら】を取り上げていただく事になりました。
林さんはじめ、「伝えることに精通されたプロフェッショナル」の皆さんが取り上げられている商品や記事はどれもハイセンスなものばかりで、そんな中にあってはシンプルでマニアックな【森のかけら】が浮いてしまうのではと少し危惧もあったのですが、さすがそこは言葉のプロ!今まであまり取り上げていただく事のなかった『森の5かけら』に視点を置いて、つながっていくかけらの物語性を素敵にまとめていただきました。
自分で書くとつい「伝える」ことを忘れ、言葉に酔って熱くなってしまうのですが、こうして冷静な第三者の方からその切り口の面白さを伝えていただくと、自分で読んでも分かりやすいと感じるので、『分かりやすく伝える事』の重要性を痛感します。商品のアイデアをひねったり、物語を組み立てる事に夢中になると、自分の中でお腹いっぱいになってしまい勝手に自己完結してしまい、アウトプット出来ない事が多いので、いつも反省しているところです。
最近、こうして女性の方の視点で【森のかけら】を語っていただいたく機会が増えているのですが、作り手としては同じ調子で手綱を握っているつもりなので、少し露出が増えてきたおかげで木フェチの女性の方と出会う機会が増えたのか、あるいは作り手とは別の感覚、視座で【森のかけら】に興味や関心を抱いていただいているのかもしれません。いずれにせよ、森と同様に多様な木(人)が集まる事でより豊かにより楽しくなります。林さん、素敵なご縁をありがとうございました。
http://www.roomie.jp/2015/01/226881/
森智子さんも関わっている『NPO法人玉川サイコ-』が作られているガイドブックは、玉川に伝わる伝承や地域資源にスポットを当てた労力の塊で、無料で配布している事が信じられないレベル。正直私も玉川町には馴染みが薄く、知らない事ばかりでしたがその中でまたまた不思議なご縁を発見。町内の蒼社川上流に架かる落合橋は、昭和12年に竣工した開腹式アーチ橋ですが、愛媛県内に現存する近代竣工の鉄筋コンクリート造のアーチ橋は12本あって、そのうちの2本が玉川にあり、ひとつがこの落合橋。
実は私の故郷・西予市野村町坂石という地域は、私が生まれる7年ほど前の昭和34年にダムが完成して、母の実家をはじめ集落一帯が湖底に沈みました。そのため周辺一帯には多くの橋が架けられていて、初めて訪れた人はあまりの橋の多さに戸惑うほどです。私の生まれた実家から数分のところにある『船戸川橋』は、昭和5年に竣工された「上路式開腹コンクリートアーチ橋」です。「愛媛県の近代化遺産」にも掲載されており、アーチ状の綺麗さから関係者の間では「国内で最も優美なアーチ橋」と言われています。
しかし残念ながらこの美しい橋もダムの完成とともに湖底に沈みました。水位が下がるとその姿が現れるのですが、子どもの頃はこの橋の上に架かった新しい橋を通って小学校に通っていました。時々顔をのぞかせる船戸川橋の姿を見ながら、随分古めかしい造りだと思っていましたが、後にその橋が『愛媛県内に現存する12の近代竣工の鉄筋コンクリート造のアーチ橋の中でももっとも美しい橋』と知って驚きました。船戸川橋は実働30年足らずの寿命でしたので、幻の橋となった今でもその優美な姿は健在。
愛媛県は、かつて全国でも有数のコンクリートアーチ橋の先進県と言われていたそうで、大正時代にはわが故郷を筆頭に山間部で多くの架橋工事が施されました。私の生まれ故郷周辺は、昔から林業が盛んで木材の積み出し拠点として栄え、その恩恵を受けて父も土木・木材業で身を起こし、今の大五木材の礎を築いたのですが、更にその下流の長浜港は、かつて『日本三大木材積出港』と呼ばれたほどに(!)繁栄を極めたそうです。故郷の幻の橋が、森智さんから玉川の落合橋の話を聞いた時に思い起こされ繋がったのです。
食欲と好奇心旺盛で貪欲な『おとなの部活動』メンバー、折角今治まで来て課外授業をするのならば、猛獣たち(おとな)が飢えぬようにと、猛獣使いがてんこ盛りな授業プログラムを組んだため相当に贅沢で濃厚な一日となりました。お昼からの授業開始でしたが、1時限目の栄福寺・密成先生の講座は話がヒートアップして、これから話が盛り上がる~というところで既に大幅にタイムオーバー!万が一にも話が盛り上がらない時は・・・という一抹の不安の保険が猛獣使いの鞭先の完璧なコントロールを乱しました。
みんな密成さんに未練たらたらで、次なる課外授業の地へ移動。そこは、猛獣使いがお薦めの今治市玉川町の『森のともだち農園』さん。代表の森智子さんは、野菜ソムリエなどいくつもの資格を修得され、『ものづくり・人づくり・町づくり」を基本理念とし、より豊かな、地域づくりのために尽くす』をモットーに、本業の野菜を通じた食育をはじめ、地域ボランティアや社会教育、男女共同参画、町づくりなどさまざまな場面で地域のリーダーとして辣腕をふるわれていらっしゃるスーパーウーマン。
栄福寺さん単独で1日、森のともだち農園さん単独で1日という日程で充分なほどに濃い内容なのですが、それをわずか半日で足らずで両方ともこなして、更に懇親会までしようというのですから、いかに無謀なスケジュールだったのか。まあ、それぐらい『おとな』たちは貪欲で、学習意欲に溢れ、飢えているのです。自ら学ぼうと思った時こそ身につくとも言いますが、晴れて『おとな』になってからの、真綿が水を吸うが如く頭と心に入ってくる『気づき』や、溢れるほどの『共感』に自分自身が驚いています。
そして何よりこのクラスの世代、職種を超えた恐ろしいほどの『連帯感』と『感性価値』、汗と涙の猛練習で培ったのではと誤解させるほどの個々のポジショニングのうまさ!映画『戦争の七人』あるいは、『大脱走』を髣髴させるメンバーそれぞれのプロフェッショナルな仕事人ぶり、職人ぶりはとても心強く、惚れ惚れしてしまいます。さて、森智さんはそんな自惚れのおとなたちに呆れる事もなく(半ば呆れながらも?!)丁寧に仕事の事やボランティアとしての地域との関わりなどについて丁寧に説明していただきました。
森智さんのところでは、平成14年から『マコモダケ』の栽培に着手されてきました。マコモダケとは、中国から東南アジア原産といわれるイネ科の多年草植物で、その実は米よりの歴史が古いと言われているほど古い穀物なのだがそうですが、食材としての認知は浅く、国内では幾つかの事例はあったものの西日本では森のともだち農園さんが先駆者。こちらを訪れる数日前に、三重のマコモダケ農家の取り組みを紹介する番組をたまたまTVで見ていましたが、口にするには初めて。想像以上に甘く美味でございました!
Category
- 1. 今日のかけら
- 2. 木のはなし・森のはなし
- 3. 木の仕事
- 4. 草と虫と鳥と獣と人と
- 5. 木と映画と舞台とテレビ
- 6. ひと・人
- 7. イベント・講演会
- 8. 気になるお店
- 9. ちょこっと端材
- WOODENTAG& 日本百樹札
- 「森のかけら」舞台裏
- えひめイズム
- おとなの部活動
- お酒にまつわる話
- かけら世界紀行
- かけら日本紀行
- アート&デザインのかけら
- オフセット・クレジット
- オンラインショップ
- キッズデザイン&ウッドデザイン
- スポーツと木
- ハードウッドとウッドデッキ
- パプアニューギニアL.M.H
- フルーツウッド
- メディアあれこれ
- モクコレ WOOD COLLECTION
- モザイクタイル
- モザイクボード
- 一枚板を見せていこう!
- 円い森・円き箱・木言葉書
- 媛すぎ・媛ひのき
- 愛媛のこと
- 愛媛木青協のこと
- 木と本
- 木のものあれこれ
- 木のものづくり+α
- 木のもの屋・森羅
- 木の家具
- 木の玉プール
- 木育のこと
- 未分類
- 森と生きものたちの記録
- 森のかけら玉
- 森のかけら36・森のかけら100
- 森のこだま/森のたまご
- 森のしるし
- 森のめぐみ
- 森のりんご
- 森の出口
- 森の砂・森の粉・森の羽
- 森の5かけら
- 無垢の家具
- 異業種&産官学
- 端材のこと
- 誕生木・12の樹の物語
- 道後温泉とかけら屋
- 都市林業とビーバー雑木隊
- Loopto in Ehime
Archive
Calendar
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | |
