森のかけら | 大五木材


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今日(12月19日)は、(財)今治地域地場産業振興センター主催のIBICスペシャルセミナーで㈱C&S 玉井雅史社長の講演に参加させていただきました。テーマは「『起業するということ』~絶対無理と言われて~」。

玉井社長は、愛媛県松山市内でスープとサラダの専門店「チャーリーズベジタブル」を経営されています。およそ1年前にお店をオープンされましたが、まったく畑違いの分野から飲食業を起業された苦労話などやヒント、心構えなどをたっぷり2時間熱く語られました。カルフォル二アの大学で学び、卒業後はNHKに勤務されていたというだけあって、ユーモアに溢れ分かりやすい語り口で魂のこもった素晴らしいトークでした!

実は、お店がオープンする時に縁があって内装材などを納品させていただいたのですが、その時は玉井社長の事はまったく知らずに、正直「スープとサラダだけって・・・」という感じでした。今回、起業に至る強い信念を聞いて、なるほどと感心することしきり。単なる思いつきなどではなくしっかりした裏付けがあったのだと・・・熱くなければ駄目だけど、熱いだけじゃ駄目だと言うことがよーく分かりました。お店はセンスがよくて、サラダはとてもおいしいです。足を運ぶ価値のあるお店です!

ちなみに2Fのフローリングにはカエデを使っていただきました。塗装しているので何の木か分かりにくいかもしれませんが、カエデは滑らかで堅牢な木です。種類は少し違いますが、バスケットコートの床やボーリング場のアプローチなどにも使われています。飲食店など人の出入りの多い場所にはもってこいの樹種ではないでしょうか。

ただしカエデは種類の多い木で世界中に数100種も仲間がいて、材質や硬度もそれぞれです。ボーリング場のアプローチなどは、中でも特に硬いハードメープルのしかも節や色むらの少ない部分、つまりトロを使っているのでそのイメージで想像されると少し違うかもしれません。全て森に立っていた木ですから、当然のことながら枝や凹凸、傷穴や虫穴などあります。そこから木を伐採して板に割っていくのですから、いろんな木の表情が出てきます。

節や虫穴のない、木目の整ったまっすぐな板が最高の評価を得ますが、節も虫穴も変な色もすべて個性です。かつて森に在り鳥や虫達の終の棲家だったものを利用させてもらっちるのですから、謙虚な気持ちで木を受け入れていただきたいと思います。かえって変な形の節や割れがあったほうが面白いと思うのは私ばかりでないと思います。

チャーリーズベジタブルさんのお店の床にもいろいろな木目や節などが出ています。料理もいろんな味があっておいしい、木だってそうです。人間もいろんなタイプのひとがいてこそ面白い!

チャーリーズベジタブルさんのHP → http://www.charlies-vegetable.com 行くべし!




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