森のかけら | 大五木材


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20100220 木のまち・木のいえ①昨日、愛媛県の水都・西条市で『木のまち・木のいえ/リレーフォーラムin西条』が開催され、愛媛木材青年協議会のメンバーと一緒に参加させていただきました。住宅や建築物への木材利用の促進と普及を図るため、交流会形式のフォーラムとシンポジウムが、各地で開催されていますが、今回は四国四県を1つとしてとらえ、四国の材木資源情報の集中と発信をテーマに掲げられていました。このイベントには、林野庁と国土交通省が後援につかれていましたが、住宅や木材の世界だけではなく、業種や業態を越えた地域の連携として「四国をひとつ」として捉えた取り組みが目に付くようになりました。木材業界だけではなく、経済産業省など他の角度からも、農商工連携などを「四国」という単位で考えるようになり始めたようで、何だか既に道州制に移行したような錯覚を覚えます。

 

20100220 木のまち・木のいえ④以前から使われてきた「四国はひとつ」というフレーズは、都会へ打って出る島国・四国の命題でしたが、県民性の違いもあり正直まとまるのは難しいと思ってきました。今までも四国フォーラムという物はいろいろ合ったのでしょうが、単発のイベントに終始して、そこから何かが生まれるという域には達していなかったのではないっかと思います。それが、ここまで経済が疲弊したことで、皮肉ながらまとまりがでてきたような気がします。むしろやっと皆が本気になってきた、勿論私もその中の一人ですが。イベントは、安藤直人東京大学大学院教授今村祐嗣京都大学教授の基調講演と四国四県からのパネラーを招いたパネルディスカッションの2部構成です。オープニングで伊藤宏太郎西条市長の熱い挨拶から始まり、両教授の講演がありました。

 

 

20100220 木のまち・木のいえ③今村先生は『と木造の耐久性』のお話。研究室の地下でシロアリを飼って研究をされていて、腐朽菌やシロアリの嗜好性(!)、特性などを分かりやすくご説明いただきましたが、知れば知るほどに怖いのがシロアリ!日本にはヤマトシロアリイエシロアリなど20種がいて、1コロニーに100~150万匹のシロアリがるそうです。羽アリは1フライトで羽が抜けるとか、木を喰べる『木ゴキブリ』がいるとか、世界では貴重なたんぱく資源としてシロアリを食する国もあるとか。そして極めつけは、最近アメリカからやって来たアメリカカンザイシロアリの話!

20100220 木のまち・木のいえ⑤

実は松山でも既にこの被害が出ていて、実際にフンも見たことがあります。名前通り乾燥した材(カンザイ)を好むというまさに『恐怖の大王』!アメリカでは、家屋全体をシートで密封してガス燻蒸(くんじょう)をしてシロアリを駆除しているようですが、敷地が狭く隣家が接した日本ではかなり難しいとの事。しかし、もっと有効な駆除方法についても研究されているとお聞きし少しは安心しましたが、またすぐに強い新種のシロアリが現れるのではないかと・・・。この地球で共生するということは綺麗ごとではありません!




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