森のかけら | 大五木材


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昨夜テレビで『北の大自然スペシャル・森のラブレター』という番組が放送されました。脚本家の倉本聰さんが北海道の大自然などを語る内容でした。

ちょうど食事の時間でしたが、箸を休めながら家族で観ました。私も家内も同じ田舎出身なので、番組で登場する風景は子どもの頃に親しんだ風景でした。それでも改めて山はいいなあと感じましたが、町で生まれたわが子たちの目にはどう映ったでしょうか。子どもの頃は当たり前すぎて何も感じませんでしたが、目の前に山がある、というより山の中に家があるという暮らしが出来たという経験は、今の自分の考え方の機軸になっています。これを機会に改めて『山』に光があたってほしいものです。

閉鎖したゴルフ場を利用した、『地球誕生から今までのロード』は以前にも見たことがありましたが、分かりやすくてよく考えられています。是非一度行ってみたいものです。実は数年前に、仕事で旭川に行ったときに半日ほど時間が取れたので、思い切って富良野に行って見ようとしたのですが、北海道を甘くみていました!1時間やそこらでは行けません!愛媛で1時間といえば、かなりの移動距離です。突然の思い付きだったので、待ち時間なども頭に入ってはいませんでしたが・・・後の仕事が迫っていましたので、泣く泣く断念しました。行ってみたかった・・・富良野。

というのも、私は若い頃から倉本聰さんが大好きで、ドラマの脚本集なども買って読んでいました。大學で映画研究部に入っていたりしてもいたので、シナリオにとても興味がありましたが、倉本聰さんのシナリオはドラマとは別物で、ひとつの読み物として大好きでよく読み返したものです。私が1番好きなのは、誰もが真っ先に言うであろう『北の国から』ではなく、『前略 おふくろ様』と『昨日、悲別で』です。

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 『前略 おふくろ様』は、東京の深川の日本料理屋「分田上」(わけたがみ)が舞台です。主役のショーケン(萩原健一)は「分田上」で働く板前です。その周囲には超個性的な面々が揃っています。板さん・梅宮辰夫、海ちゃん・桃井かおり、かすみちゃん・坂口良子、半妻さん・室田日出男、利夫・川谷拓三、おかみさん・丘みつ子、そしておふくろ様・田中絹代(パート2の最終回で亡くなる場面を放送した数日後に実際に亡くなられ伝説となりましたが)。書いていたらまた観たくなってきました。オークションで手に入れた8枚組のDVDボックス、また観ます!

これを超えるテレビドラマはもう絶対に現れないと思います!脚本も出演者も演出も音楽も全てが素晴らしいです!みんな本気です。熱気が伝わってきます。最初の放送からもう30年以上も経っていますが、今見ても少しも色褪せていません。丁度新木場への移転計画が起こり、騒動になるという背景も描かれます。ドラマには、木場の材木屋の様子や木遣り、立てかけてある木材など小道具もリアルに登場します。勿論その当時の情緒溢れる昔の深川、木場の様子など知りませんが、小さい頃観たこのドラマのイメージが、私の『思い出の木場』を作りあげたのだと思います。だから私の知らない木場は、あのテーマ曲が流れる情緒溢れるドラマの中の『いつか見たことのある木場』なのです。その頃まさか自分が材木屋になろうなどとは思いもしませんでしたが、思えば知らず知らずのうちに、ドラマの中の『木場』というセットに生きる粋な稼業の醍醐味にすっかり魅了され、脳裏に刷り込まれていたのかもしれません。もしかしたら、材木屋になる宿命だったのかも・・・。当時の私は、そんな「木場」に漠然と憧れる少年でした。

あ~筆(指)が進み過ぎです!長くなったので続きはまた明日、深川で・・・




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