森のかけら | 大五木材


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20100706 ブラゼルga消える?①ワールドカップでは日本チームの死闘に多くの方が声援を送られたと思います。愛媛県出身の長友選手も、エースキラーとして見事に相手チームのエースを封じ込める大活躍でした。暗いニュースが多い中で久し振りに溜飲を下げました。勝負事ですから勝つにこした事はないのでしょうが、思い通りにならないのが人生。劇的な敗戦の方がより感動的な物語に作り上げるのは、浪花節の好きな日本人のお家芸。敗戦に何を学ぶかという事も大切ですが、良くも悪くもこういう大舞台での結果は人の人生に多大な影響を及ぼします。八面六臂の大活躍だった本田選手や長友選手には、早くも欧州などからたくさんのオファーがきているようですが、PKを外した駒野選手にとっても捲土重来を期する忘れることの出来ない試合になった事でしょう。プロですから注目を浴びることは大切です。素晴らしい試合でした。あの試合をバネに更なるJリーグでのご活躍を期待します。

20100706 ブラゼルが消える?②さて、ワールドカップやオリンピックのような国と国が威信をかけて戦うというようなビッグイベントでは、選手や監督といった当事者だけではなく、それを準備し裏方で関わる膨大な数の人間にとってもさまざまな影響を与えます。大きな利益をもたらす一方で、甚大な損失を与えることもあります。いろいろと形容はあるようですが、私にはどうしても豚の悲鳴(!)のようにしか聞こえない耳障りの『ブブゼラ』。スポーツ新聞でこの文字を見ると、阪神ファンの私としてはどうしてもブラゼルに見えて仕方がない。ブブゼラの方は、ワールドカップで馬鹿売れして生産者はウハウハかと思っていたら、そうでもないようです。先日のスポーツ新聞で『大ブレイク中なのに、ブラゼルが消える!?』の文字が。何、ブラゼルが消える?すわ、恒例のお家騒動か!

20100706 ブラゼル、消える?③またバースの二の舞か!・・・それも杞憂に終わりました。『W杯で大ブレイク中なのに、ブブゼラが消える!?』でした。あ~、紛らわしいっ!!記事によると、ブブゼラは南アフリカの民族楽器でラッパの一種ですが、実は中国の広東省などで9割が生産されているらしいのです。ここにも中国の影が・・・!このW杯特需で、1~4月に100万個も輸出した工場もあるらしいのですが、なんとその価格が1個2元(約26円)!現地の南アフリカでは700円前後で販売されているらしいのですが、中国側の製造者の利益はなんと1個わずか0.1元(1.3円)!

20100706 ブラゼル、消える?④スポーツ新聞の記事ですからどこまで信憑性があるのかは「?」ですが、中国ならばありえない話でもないでしょう。この低価格がブブゼラの製造工場の利益を圧迫しているわけではなくて、これでも工場は儲かっていたらしいのです。それが人民元の切り上げですぐに対ドルで0.5%程度上昇。更に年内には3~5%の元高になると予想されていています。それに対して工場経営者は、「2%の元高ならなんとか耐えれるが、5%だと利益が出なくなる」と。5%云々よりも、2%上がっても利益が出るんかいっ!というのが驚き!

20100706 ブラゼル、消える?⑤まさに地獄のレッドオーシャンのギリギリ薄利の勝負です。トヨタの中国現地の工場んどでも賃上げを求める労働争議が頻発しているようですが、これからは今までのように「世界の工場」も安穏とはしていられないでしょう。世界のビッグイベントで一躍脚光を浴びて、大ブレイクしたかと思えば潮が引くように需要も消えて、まさにイベントバブル。テレビやメディアに取り上げてもらってブームが起きるのはありがたい事ですが、踊らされては身も蓋もありません。一躍脚光を浴びて、一瞬で奈落に落ちる・・・恐い世界です。流行などには身じろぎしない、地面に足の着いたファンがいなくては、商品の賞味期限は短くなるばかり。華やかなワールドカップの裏でこういう世界もあります。大きくモノを売ることの難しさ、身につまされる話です。




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