森のかけら | 大五木材


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夏の湯玉③

今年も道後温泉事務所から、【湯玉ハガキ】のご注文をいただき、早速製作に取り掛かり、先日無事に納品させていただきました。何事も経験が大切で、3年目になると大分要領も分かってきましたので、工程でのロスも少ななってきました。ハガキの宿命として、購入された方の手元にいつまでも置いておく物ではなく、誰かの元に送られてしまううえに、購入される方のほとんどが観光客の方ですから、購入してどうだったかという直接的な感想を地元の方から聞ける機会がないのはちょっと残念なのですが、順調に売れているようなので何よりです。

夏の湯玉①道後で購入された【湯玉はがき】が、全国のどこに送られているのか興味は尽きませんが、松山市民の一人として、【湯玉はがき】をご購入いただいた全国の観光客の皆様に厚く御礼申し上げます。松山観光のささやかな思い出に加えていただければ幸いです。この【湯玉はがき】に触発されて、観光のお土産として松山らしい「木のモノ」が出来ないかを真剣に考えるようになりました。桧の生産量日本一を誇りながらも、控えめな県民性が災いしてか、そういうPR商品がほとんどないのが現実です。

 

夏の湯玉④

この【湯玉はがき】や『えひめイズム』で、観光客の民さんに商品を提供する立場になって初めて見えてくるものがたくさんあります。例えば、乗用車でお越しになっていたとしても駐車場まで持って歩くことを考えれば、重たいものやサイズの大きな物は基本的にNGという事。その後の観光も考えると、小袋に軽く収まるかさばらない物が理想です。更に家族単位でのお土産の場合は、同じものの色違いなどが選ばれやすいとか、数を購入される際、計算しやすい価格設定にするとか、いずれも基本中の基本ですが、大きければ大きい方がいいという材木業界の風潮にあってはどれもが頷くことばかりで今更に勉強することばかりです。しかい一方で、そういう常識を知らない恐さ、あるいは無知の勇気(?)というものもあり、あまりそういうお土産はかくあるべきというルーティンを知ってしまうと、イメージが広がらなくなってしまうの問題です。

夏の湯玉②

観光とか松山のPRというキーワードを無理矢理はめ込もうとすると、何だか窮屈なモノしか生まれそうにないので、ここは原点に返って材木屋らしい発想で、『何だか面白そうな木のモノ』を目指そうと思います。新しい商品なんて、ちょっとしたきっかけなのですが、その裏にはたゆまざる日々の洞察があるのだと思います。それまでは気にする事もなかった『道後の湯玉』ですが、今回の納品に行って道後温泉の本館周辺を歩いてみれば、の木に色とりどりの湯玉の短冊(?)がたくさん吊るしてありました。自分が関わっているわけでもないのに、こども達の願いが実に微笑ましく思えます。きっと、建築以外にももっともっと『木』を活かす道や輝く舞台はまだまだあるはずです。誰かがそれを見つけるまで、どこかの影で見つけてくれるのをじっと待っているのでしょう。早く見つけねば~!




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