森のかけら | 大五木材


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20120119 1昨日ご紹介したように、全国各地の作家さんや木の愛好家の皆さんが、弊社の端材から数々の傑作を生み出していただき嬉しい限りなのですが、ここ松山でも傑作誕生!拙ブログにも何度か登場していただいた、同じ「丙午会」の同級生・ヤマドリ工房の西嶋孝仁さん。ブログを日々ご覧いただいている方には、シュールなコメンターとしてこのお名前に聞き覚えがあるかも!実は、出雲大社松山分祠神主さんと木工作家絵本玩具)の二束の草鞋を履かれるマルチなお方なのです。

 

20120119 2その西嶋さんは、絵本玩具製作活動の傍ら神事を執り行い・・・いや冗談!お忙しい神事の隙を見つけては、木工をされているのですが、それが冗談ではなく思えるほどハイレベルな作品を作られています。片手間で作っているようなレベルではないのです!凝り性は丙午年生まれの血なのか?そのこだわりたるや凄まじい!何年か前に初めてお会いした時、見せてもらった当時でも相当なモノでしたが、最近ますます凝り具合に磨きがかかり、作品の隅々にまで及んでいます。

 

20120119 3ただデザインが良いとか、高級材を使っている玩具ならこの世にいくらでもありますが、西嶋さんの作品の素晴らしいところは、飽きれるほどの時間と手間をかけて、子供たちに実際に激しく遊んでもらう鬼の耐久性実験を決行し、「頑丈である木の玩具」を追求し続けている点。木の玩具の本来の役割は、子供たちが手にして楽しく遊ぶ事。床の間に飾っておくオブジェではありません。子供の遊びに遠慮の二文字は無く、時に愛情が残酷な悪魔に変身することもしばしば!

 

_RIM2332「壊さないで~!乱暴に扱わないで~!」は、ヤマドリ印の作品に限っては禁句。だからといって粗雑に扱っても構わないと言っているのではなく、夢中で木の玩具と一体となって遊ぶ子供の心に待ったをかけたくないというのが西嶋さんの気持ちではないかと思うのです。子供が扱い方を躊躇しなければならないようで、どうして子供の遊び道具と言えるのか!西嶋さんから、そんな激しい言葉が返ってきそうです。そんな子供の頃の無我夢中な遊びにも壊れないタフな玩具+デザイン性、それがこの作品。

 

20120119 5決してタフさを売りにしているわけではないのですが、その頑丈であることこそは、子供の遊び道具の絶対条件。小さな頃から「本物」に触れる事で子供の五感は刺激されます。本物の無垢材だけを使い、大人が本気で作る木の玩具、手にとって見ればその真剣度が分かります。今までに膨大な数の試作を作られたきて、私が見ても十分にお代をいただけるレベル(つまり販売に値する)だと思っていたのですが、なかなか本人の納得いく域に達していなかったようで・・・昨年からようやく本格的に販売をされるようになりました。その中で、『ブナの友達シリーズ』と名づけられた作品については、弊社で販売をさせていただくようになりました。それらの作品には、弊社の『ちょこっと端材』のエッセンスも生かされていて、立派に成長して帰って来た我がこ子のような気持ち。作品紹介の前段がすっかり長くなったので、明日に続く!




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