森のかけら | 大五木材


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20121026 1綺麗に削って仕上げればその木の美しさが分かるのは当然の事ですが、長年倉庫の主を務め上げたような材になると、その身の上にも塵や埃が積み重なり、晴れの舞台の化粧姿が想像できないようなものもあります。例えばこちらの全身が白化したように見える木ですが、その正体は『ブビンガ』です。これはただ倉庫で埃をかぶったというレベルではなく、在庫管理がずさんで、雨に穿(うが)たれて、端の方は朽ちてしまった極端な例です。ある事情があってこの状態で弊社にやって来ました。

 

20121026 2一見すれば、こんなもの使い物になるか!と思われるかもしれませんが、表面がここまで汚れ朽ち果てているように見えたとて、ひと削りすれば白銀の世界の下から別人の顔が現れます。以前に、同じ梱包のブビンガの含水率を測定した事があったのですが、その数値は驚異の10%台!人工乾燥させていないそうですが、さすがに20年近くも寝かせばそれぐらい乾くのでしょう。ひと昔前は、ちょっと大きなサイズで値段もそこそこの赤系の木といえば、ブビンガがすぐに思い浮かぶ名前でした。

 

20121026 3幅1mサイズの大物も普通に出回っていたものですが、近年ブビンガいえども1m級の大物はめっきり数が少なくなってきました。住宅産業における特殊木材の需要低迷から、店を畳む材木商も多く、その倉庫の名残としてときどき大物のブビンガが市場に出回って来る事もありますが、いかんせんその需要が細く、昔のように「持っておけば価値が増す」我慢比べにも限界があります。今では入手困難なサイズなので高価~という商品よりも、現場に合わせるフレキシブルな対応が必要になります。

 

20121026 4こういうダメージのあるブビンガであれば、さすがの私もカットするのにやぶさかではありません。これぐらいしっかり朽ちていてくれれば踏ん切りもつくというもの。長さをカットして、この割れを避けた部分で【森のかけら】やら、『森のたまご』、『森のこだま』、『モザイクボード』を取っていきます。それでも木取りが難しいものは『ちょこっと端材』に・・・わずかな端材も極力燃やしたくありません。どこかに活かす道はあるはず。まあ、なるべく端材は人様に預けず、自社で何とか出口を見つけてやりたいものですが・・・。




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