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いま、久万の山の中である変化が起きようとしています。それは新たに大型工場が出来るとか、原木市場が合併するとか、新たな流通システムが出来るとかそういうハードな問題ではありません。そうではなくて、山とは一体何なのか?山とどう付き合うのか?山で暮らすとはどういう事か?山の仕事とな何か?今まで何の疑問も持たず、ごく当たり前のことと思ってきた山との関わりを改めて見直して、その中で新たな一歩を踏み出そうという根源的な内面からの試み。
このたくらみ、いや取り組みをしているのが今期会社創立100周年を迎える久万造林㈱の井部健太郎君。新しく創業した森林ベンチャー企業が、新たな森の形を考えるべく企画したプロジェクトとかでもいうのなら理解もしやすいでしょうが、100年間にわたり久万高原町で林業を生業として連綿と歴史を築いてきた企業が、100周年を記念して、次の100年に向けて改めて足元を見直し、山と関わる意義を問うというところにこの取り組みの意義があります。
しかもそれがただ林業という1業態からだけのアプローチではなく、農業や観光をはじめ久万高原町で直接、間接的に山に関わる地域の方々とも連携し、人が山でどうすれば永く暮ら続けていけるのかを考えようという事で、既に地元の方や学生たちとも何度も会議や研修を重ねているのです。私も、久万高原町産の木のモノの出口を考えるモノづくり・流通の立場から、会の発足から関わらせていただいているのですが、なかなか調整がつかず当日も遅れて参加・・・。
今までにもこの取り組みの断片は拙ブログでもご紹介させていただきましたが、私たちだけで集まると必ず大妄想会議に終始してしまうので(!)こういう企みに経験豊富な永田麻美さん㊧にまとめ役・コーディネーター役をお願いしています。当日の『山と森を考える会』には、久万高原町の住人という枠を超え、県内外から山に関わる多方面の分野の方々が24名もの参加がありました。それぞれの専門家ながら、『山とは何か?』という根源的な問いに戸惑いも?!
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