森のかけら | 大五木材


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Exif_JPEG_PICTUREいろいろありながらようやく今回の東北・広葉樹巡礼の最後の目的地・秋田に到着。今まで来よう来ようと思いながらもご縁がありませんでしたがようやく念願が叶いました。目的地は、武家屋敷で有名な角館町にある『田鉃産業㈲』さん。「たてつ」さんの「てつ」は「鉄」ではなく金を失わいほうの「」。昭和23年に創業されて以来、広葉樹ひと筋でやってこられて伝統と歴史のある会社。その存在は昔から知っていて【森のかけら】を作る頃からずっと気になっていました。

 

20140624 2その取り扱われている国産広葉樹のバリエーションの豊かさについては国内有数だと思われます。更にそれを問屋や商社のように完成した製品として扱われているのではなく、原木から扱われているというところに強く強く惹かれるのです!弊社は製材所ではありませんが、地元の広葉樹の原木を購入し、それから材を挽いてもらうようになって、遊び代(しろ)のある原木に惹かれっぱなし。端材を使って商品開発をする私にとって、思いがけないおまけ(端材)のある原木はもの凄く魅力!

 

Exif_JPEG_PICTUREまた広葉樹は小さな端材になっても利用価値が高いので、ほとんど捨てるところなく使えます。ときどき弊社のそんな(普通の人からみればゴミにしか見えないような)端材を見て、「これをどう使うのか?」と問われる同業者がいますが、それは愚問。例えば目の前に珍しい一匹の魚が置かれたとして、瞬時にその調理法を幾つも想像できないような料理人は包丁を握る資格はないと思います。発想と想像力こそが広葉樹を扱うものの武器。それなくして広葉樹は扱えません

 

Exif_JPEG_PICTURE田鉃産業さんの広い土場にはこれでもかと様々な形状、サイズに挽かれた広葉樹の材が整然と積み上げられていました。サクラ、ブナ、ホオ、クルミ、ケヤキ、カエデ、アサダ、ニレ、ハン、セン、クリ、キハダなどなど・・・私にとってはよだれが出そうになる樹種が居並ぶ幸せな光景。その姿はもはやそれだけで美しい!そんなめくるめく広葉樹の世界をご案内いただいたのが田口宗弘専務。㊧今年の秋田の木青連の会長を務められているそうで、木青つながりで一気に急速接近!ありがたい事です。




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