森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

内田繁今日は、いつもお世話になりっぱなしの佐野勝久さん(エスデザインスタジオ)のお招きで、『学校法人 松山デザイン専門学校』で分不相応な臨時講師をさせていただきました。佐野さんと奥様は、もともと東京の『内田デザイン研究所』(世界の内田繁氏のデザイン研究所です)にご夫婦でお勤めで、縁あって佐野さんの生まれ故郷の愛媛に戻って来られて、ご夫婦でデザインはもとより空間プロデュースからデザイン学校の講師など、八面六臂のご活躍をされています。佐野さんの激務ぶりを身近で見ていると、この人は本当に寝ているのかと心配になる事もありますが、つくづくデザイナーというのは肉体労働だと感じます。何事も体が資本ですね!佐野さん、くれぐれもお体にはご自愛下さい。右の画像は内田繁氏。少し前に愛媛にも来られて、こちらでもご講演されたのですが、その時佐野さんに頼んでちゃっかり著書にサインまでいただきました。無知とは人を無謀な行動に走らせます、大感謝です!【森のかけら】の事も見ていただいたようで、恐れ多い事です・・・。

CA343680話が逸れましたが、佐野さんは『松山デザイン専門学校』の講師もされていて、授業の一環で生徒たちに木を使った作品のデザインをさせるにあたって、基礎知識としての「木の話」をして欲しいという事でお声を掛けていただき、恥ずかし気もなく引き受けさせて頂いた次第です。生徒さんも勉強でしょうが、こちらこそ勉強になります。こういう生の体験を幾つこなしてきたかが、21世紀の材木屋の生きる道だと信じております。デザイン学校という場所に初めて足を踏み入れました。至る所に『デザイン』や『アート』の香りが・・・。実は私も若かりし頃、こういう世界に憧れた事もありました。その夢は叶いませんでしたが、あの時どこかでちょっとした勘違いと勇気があれば、もしかしてこういう場所でデザインを学んでいたのではと思うと、不思議な感慨深さがありました。デザイナーの卵たちの学び舎(や)に我一歩を印(しる)す

CA343681淡い青春の残像を打ち砕くように始業のベルが鳴ります。デザイン専門学校の教室も初めて入らせていただきましたが、面白そうですね~いろいろな物が所狭しと置かれています。なるほど~見るもの全て新鮮です。こういう世界があったか~、若い頃知らなくて良かった物やら悪かった物やら・・・。当時知っていたとしても、多分そこに踏み出す勇気はなかったと思います。昔は引っ込み思案でしたから、今でも結構そうなのですが・・・。学生の皆さんは非常に真面目でした。「最近の若者は」という括(くく)り方は、現場を知らない人の使う言葉です。

授業4「木の話」といっても、たいして知識があるわけでもありませんが、現場での実地体験は豊富ですから、失敗談や今の木材事情などを織り交ぜながら、何とか2時限喋らせていただきました。毎度の事ながら、早口の噛み噛みですが、熱意だけは伝わったのでは・・・?【森のかけら36】ほか、関連商品のPRもかっちりさせていただきました。こういう若いのだけどデザインには興味があるという層が、どういう風に【森のかけら】を観てくれるかという事にも興味がありました。しかし、何とか2時限はもったものの、このままではネタが枯渇してしまいます。もっと新鮮な旬のネタを用意せねば・・・!

いつもながらの拙い話でしたが、デザインというものがより身近に感じられた1日でした。改めて周囲を見渡せば、いつか誰かがデザインした物が私たちの周りには溢れています。有名無名に関わらず、誰かが思いを込めてデザインした物に包まれて暮らしているのです。あまりに溶け込み過ぎて、はるか昔からそこにあったような顔で馴染みきっているものまで、果たして我々の今の暮らしも誰かがデザインした物の上にあるのかもしれません。存在感のある木も、家が年月を重ねるほどに空気のような存在になっていきますが、良いデザインというのもそれに似ているのかもしれません。彼らがいつの日にかプロのデザイナーになった時、木とデザインはどういう関係を築いているのでしょうか。彼らの前途洋洋たる未来に期待します、愛媛の内田繁目指して頑張れ!




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
Scroll Up