森のかけら | 大五木材


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今日のかけら・#124 【アパApa  マメ科・広葉樹・アフリカ産

APA NO KAKERA

 

 

 

 

 

 

20150607 1昨日に続いてい一枚板の話ですが、まずはいろいろとまわりくどい話もさせていただきながら、好みや家の造り、バランス、色あい、雰囲気などを絞り、候補となる木に見当をつけて実際に木を見ていただくわけです。倉庫の狭い弊社の場合、普段滅多にお声のかからないような大物については倉庫の奥の方にお眠りいただいており、その都度覚醒していただき陽の当たる場所へと導き出すわけです。そこで何枚か実物をご覧いただき、残念ながらご縁のなかったモノは再び眠りについていただきます。

 

20150607 2その作業が今月はやたらと多く、滅多に見る事のない顔ぶれによく出会うことになっています。まあ、自社で在庫している板を見て「懐かしい~」なんて感じるのはどんなものなのかとは思いますが、それも弊社らしくていいかと。さて前置きがすっかり長くなりましたが、その作業の繰り返しの中で最近見かける事の多い木の1つが、アフリカ産の『アパ』。在庫しているのはほとんど一枚板ばかりなので普段は滅多に目にしないのですが、【森のかけら】のチョイスでは常連さんです。

 

カメルーン、ナイジェリアなどの熱帯西アフリカに分布する「アフゼリア属」の傘下のすべての近縁の樹種を含んだ総称として、『アパ(Apa)』と呼んでいますが、これはナイジェリアでの呼称。コートジボアールでは『リングワ(Lingue)』、カメルーンでは『ドウシエ(Doussie) 』、モザンビークでは『チャンフータ(Chamfuta) 』、あるいは学名の『アフゼリア(Afzelia) 』などの名称で木材市場で流通しています。一族の名称として含んでいる樹種も多いことから材質にはバラつきがありますが見た目の印象は似ています。

 

心材部分は明るいオレンジ~赤褐色ですが、気乾比重は0.7〜1.0と数値の幅が広く、個体差が顕著です。アパの呼称で流通している材のどれがアフリカのどこの国のどういう種なのかまで調べることもできないため、あくまでも自分が過去に扱ってきた印象に基づくのですが、私の中でのアパのイメージは「とにかく重たくて硬い」というもの。そもそも大きなテーブルサイズの耳付きの一枚板のアパしか扱った事がないため、そういう印象を抱いてしまうのかもしれませんが・・・続く。




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