森のかけら | 大五木材


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091206_1031~0001本日10時、松山城下にて感性価値ショップえひめイズム』がオープンしました。周囲の駐車場が一杯で、少し遅れて会場に到着すると、愛媛銀行さんと松山市が関わっているだけあって、黒い背広の方がたくさんで文字通り黒山の人だかり。オープニングセレモニーが仰々しく執り行われていました。その後、関係者が入場され、大きなショップも人で一杯になりました。つい10数日前にはガランとしていた店内が、よくぞこの短期間でここまで仕上げられたものだと感心します。その立役者・佐野勝久さんは、別の仕事で東京出張のため不在、とにかくお忙しい!

20091206 ESM開幕③テレビや報道関係の方々もたくさん来られていて、華やかな出だしとなりましたが。10時30分からは、一般の方にも解放され、観光客の皆さんも次々に店内に流れ込み、大注目ですがこれもオープン祝儀ですから、浮かれてばかりはいられません。もう一人の仕掛け人、愛媛銀行感性価値創造推進室三宅室長も来賓の方々にかいがいしく説明をされとぃました。ここまで来るのに、口には出せれないような苦労もあったことでしょうが、今日は晴れやかな顔をされていました。さあ、これからですぞ三宅さん!

 

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森のかけら】もギリギリで無事に納品が出来ました。商品とは別に、壁面にピンでセンスよく展示していただきましたが、それとは別に中央のテーブルで、B・C品を使って『かけらのクリスマスツリー』も作っていただきました。全部で4,500個のかけらが使われています。佐野さんが考えていただきましたが、私からは生まれない発想です。実はB・C品も結構できるのですが、特定の樹種に固まる傾向があり、B品を30種でセットにした【夢のかけら】を作ることも出来ないものがあります。そういうかけらは、なかなか世に出る機会がなかったのですが、こういう風に使ってもらえば、その用途も分かりやすく、新たな役割を与えていただいたようでありがたい事です。『かけらツリー』の左奥には、四角い赤・黄・緑のカラフルな色の物が見えますが、こちらは久万造林㈱井部健太郎君の【久万杉の角トレー】と【木っちんのちょこっとエコはし】です。

 

091204_1556~0001他にも顔見知りの方々の作品が多数展示されていました。愛媛の面白いさまざまなモノが集まっていて、詳細についてはこれから、少しずつご紹介しますが、建築・家具木材のみを生業としていた頃の弊社からしてみれば、隔世の感があります。最初にこの話を聞いたときには、まさか本当にこういう形になるとは思っていませんでした。さあ、何はともあれESMは開城しました。えひめ発の感性価値ストーリーの始めの始まりです。次はこの場所にトム・ヴィンセントの黒船がやって来て、『Loopto』の第4回会議です!




20091129 ISM先般、新聞などでも報道されましたが、12月6日に松山市のロープウェイ街に、【感性価値創造ショップ】の『えひめESM(イズム』がオープンします。これは、国の『愛媛県ふるさと雇用再生事業』などに基づき、松山市が『まつやま地域内発型経済活性化推進事業』として、愛媛銀行などのグループ『感性価値コンソーシアム』と業務委託契約を結び、21年から3ヵ年にわたり実施されるものです難しそうな言葉が並んで何だか堅苦しいお役所的なイメージがあるかもしれませんが、要は愛媛にある『地域資源』を見直し、『いいモノがいいモノとして息づく世の中に』をモットーに情報発信をしていこうというものです。場所は、ロープウェイ乗り場のすぐ横という抜群の立地条件です。情報発信だけではなく勿論販売もありますし、地場企業の発掘や商談会などの企画もあるようです。また、コンシェルジュ機能も持たせ、店内には喫茶カフェコーナーも設置されるという事です。

091201_1107~0001弊社もご縁があり、【森のかけら】シリーズ商品を出展させていただくことになり、この数日慌しく商品の搬入作業などをさせていただいております。それでこの開設に向けて、実行役として動かれているのが、我らが佐野勝久さん㊧(エスデザインスタジオ・代表)と藤山健さん㊨(ブルーマーブル・オーナー)なのです。佐野さんは、内装からレイアウト、ディスプレイ全般を、藤山さんはカフェの方を担当されていますが、現場はオープンを目の前に控え急ピッチで仕上がりつつあります。しかし、とにかくお忙しいお二人の事、12月6日まで体が持つのか心配になります。

091202_1552~0001あまりに忙しそうなので、自分の商品ぐらいは自分で並べようかとしましたが、ここは『感性』を売る店です。全体のバランスや構成という事もありますので、ど素人は下手に手を出さずセンスにある方にお任せすることにしました。いい感じに展示していただきました!以前なら、「ここはこうしたほうが・・・」などと怖いもの知らずで口を挟んだりする暴挙を犯すこともありましたが、広島の『オリエンタルホテル』での展示会を経験して以来、佐野さんには全幅の信頼を置いているので、一切口出しはしません。こちらの意図や感覚もきっちり把握していただいているので、ラインが外れる事もありません。今となっては、出会った当時にデザインの何たるかを知ったような気になって喋っていた己の無知さと愚かさに顔が赤くもなりますが、そういう経験があるからこそ今があるのだと・・・一生懸命に自己弁護をしております。気心しれた方が近くにいてくださるという事は本当に力強くありがたいことです!感謝は尽きず!

 

091201_1112~0001それにしても、本当にデザイナーというのは肉体労働だと思います。また、佐野さんもタフです。デザイナーという言葉だけ聞くと、事務所に座ってパソコン叩いて、連絡も全て携帯電話でスマートに、現場には外車でぶらっと現れて指示だけ出して颯爽と帰っていく・・・そんな洒落た職業をイメージしていました、私も。それはバブルの頃の東京ではありえた事かもしれませんが、愛媛ではひたすらに体力勝負の仕事だと思います。現場が終われば、深夜までパソコンと格闘、時間の制約がない分だけ大変だと思います。ただの図面書きではなく、デザイナーですから、クライアントの心を掴まねばなりません。感性という見えないものを相手にするのですから、一筋縄の話では相手も納得しないでしょう。その昔、はいってみたかった憧れの世界でありましたが、入らなくて正解でした。仕事が大変とかいう事ではなく、とても自分の能力では叶わない世界だと思うからです。

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人に喜んでもらうという目的は同じかもしれませんが、 常に『放電』状態が続く仕事ですから、余程自分の引き出しを持ってないと空っぽになってしまいそうです。昔は面白そうに見えていたデザインの仕事が、最近はとてくに大変に感じます。自分だけが楽しむだけならいざ知らず、他人に『面白さ』を伝えるというのは、高度な技術を伴う行為です。先日も、この『えひめESM』で商品説明をしていただくスタッフの方に、商品の説明をさせていただきましたが、思いが強く出過ぎて説明になりませんでした。『どう売るか』という事よりも、『どういう思いで作っているか』を知ってもらおうと思ったのですが、短時間に思いを詰め込みすぎると窒息させてしまいそうで、本意が伝わらなかったなあと反省しています。佐野さんはじめ、デザイナーさんの滑らかで理路整然とした分かりやすい説明にはいつも見習わねばと思うのですが、まあ無理でしょう、私には。別の道を行くしかありません!また改めて、スタッフの皆さんには真面目に説明には行くつもりですが、『感性』を説明するというのは難しいものです。頑張ってね、ESMのスタッフの皆さんも!




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