当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。
今年のドラフト会議で我が愛する阪神タイガースは見事、4球団競合の末に大阪桐蔭の藤浪晋太郎君を引き当てました。それまでドラフト1位の競合指名は12連敗もしていて(その中には清原、野茂、松井、中田翔なども含まれています)、その経緯をよく知っている虎党は、ドラフトにはあまり期待を寄せてはいなかったのですが、金本、城島の引退、球児のほぼ大リーグ移籍と主軸が相次ぎいなくなるという緊急事態に、ドラフトの女神が同情して微笑んでくれたのでしょうか。
ドラフトが近いからという訳ではないのですが、先日たまたまドラフトに関する本を購入して読んでいました。それがこの『阪神ドラフト1位のその後』と『パ・リーグ ドラフト1位のその後』の2冊。同じシリーズで『巨人ドラフト1位のその後』もありますが、虎党としてそれは当然買わず。だって中をパラパラめくったら、誰も彼もが1軍で大活躍した主軸ばかり・・・そんなの悔しい、いやドラマが無さ過ぎでしょう!そんなの見てもツマラナイ。ともあれ、さすが宝島社!人生の機微を味わえる2冊です。
人気球団から栄光のドラフト1位指名を受けながらも、精神的に心が折れたり、怪我などで力が発揮できなかったり、挫折を味わった人間の方に嫌らしいけれども魅力を感じてしまうのです。それは、野球選手としての寿命よりも、その後の一社会人としての人生の方が遥かに長いのですから、野球人としての蹉跌をその後どう糧としたのかという人間ドラマの方にこそ興味があるからなのです。一流選手(例えば通算1000本安打、通算100勝、通算100セーブなど)になれるのは、ほんの数%・・・。
ほとんど多くの選手が5年未満で球界を去っていきます。その年齢も高校、大学卒業なら20代。高校や大学でスターと呼ばれ栄光を手にした男達のブランドも、一歩球界を離れればまったく通用しない昔話。中にはコーチ、スカウトやスコアラー、球団職員として裏方として野球に関わる人もいるでしょうが、まったく野球と関係ない仕事に身を置く者が大多数。野球選手として経験した蹉跌(さてつ)が大きければ大きいほど、その後の第二の人生の中で味わい深いドラマの主人公を演じる事になるのでしょう。人生至る所に青山あり。
愛する阪神タイガースの城島選手が引退を発表。先の金本選手に続き、大物選手の相次ぐ引退発表は、来るべき時が来たかというのが実感です。数年前から遅々として世代交代が進まないというのは周知の事実。今回の2選手の引退にしても、若手の台頭に押されてというわけではなく、満身創痍で体がボロボロになるまでやったうえでの結論。若手との切り替えには時間がかかりますが、出来ないからやらさないでは、永遠に芽は出ません。やらせれば出来る、そう信じなければ世代交代は叶いません。
金本選手は私と同じ誕生日で2歳年下、20代の選手に混じってよくぞこの歳まで現役を続けてこれたものだと思います。今年も甲子園観戦は叶いませんでしたが、現役最後の年に生で試合を観れただけでも良かった。代打で名前がコールされるだけで球場が沸きあがる、数少ない華のある選手でした。輝かしい連続試合フルイニング出場などの世界記録を打ち立てましたが、地味な記録ながら1002打席連続無併殺打(日本記録)という記録こそが金本選手の真骨頂だと思います。凡打でありながらも1塁まで全力疾走しなければ作ることが出来ない記録です。ただ漫然と記録を伸ばしたのではなく、こういう地道な姿勢があってこそのものでしょう。阪神タイガースに移籍してきて9年。2000年代のタイガースの意識を変えてくれた大功労者です。その偉業は永遠です。お疲れ様でした、アニキ!
思えば優勝こそ逃したものの、二桁本塁打6人、90打点クインテット(マートン17本、91打点)、鳥谷(19本、104打点)、新井貴(19本、112打点)、ブラゼル(47本、117打点)、金本(16本、45打点)、城島(28本、91点)を生み出し『第四次ダイナマイト打線』の呼び名を欲しいままにした2010年は、阪神ファンを堪能させていただきました。その後、幾多の怪我に苦しめられ何度も体にメスを入れながらも、阪神ファンの溜飲を下げさせてくれたお二人に感謝、感謝です。
城島選手は36歳ですが、金本選手は44歳。昔に比べてスポーツ選手全体的に選手寿命が延びたとはいえ、40歳まで現役を続けられるプロスポーツは多くはありません。多くの選手の場合、それから後の人生の方が長いわけですから、不惑の年頃になって第二の人生を選択するエネルギーは相当のものでしょう。プロ野球選手もいわば個人事業主、体力の限界が引き際となうのでしょうが、翻って自分はどうかと考えます。体力仕事の側面はあるものの、魂が折れた時が引退の時。そう思いながら今日もひたすら木の物語を喉も枯れよと喋い続けるのです。
今月3度目の坊ちゃんスタジアムでの野球観戦。10年ぶりに松山でのNPBのオールスターゲーム開催を観に行きました。ある事で接点が生まれると、次から次から身の回りに、それに関係性のある事象が続々と現れるのは「マーフィーの法則」?前回観戦した「阪神VS広島」戦は、天候の具合もあって、客席にかなり余裕があり乗用車でも充分駐車が出来たのですが、チケットが完売したオールスター戦はアナウンスに従い、公共機関・電車とバスで球場に向かいました。
普段はもっぱら乗用車での移動ですので、電車やバスが新鮮。飲酒運転の心配もなく試合後のお酒が飲めるのもありがたい限り。ほぼ満席の球場で席を探してウロウロしていると、友人知人に次から次に遭遇。友人観戦率がもの凄く高かったようです。以前にも触れましたが、四国アイランドリーグ出身の角中選手(ロッテ)も選出され、パ・リーグの2番として『故郷』に錦を飾りました。望まない夢は実現しないを実践、このまま首位打者を獲得していただきたいものです。
前日は京セラドーム大阪、明日1日中休みがあって翌23日は盛岡にてオールスター第3戦が開催されます。3試合もあるお陰で、こうして松山という地方球場でも生のオールスターゲームが観戦できるわけですが、選手・関係者はさぞ大変かと心配してしまいます。野球に限らず、大相撲でも地方巡業が増えると、怪我などのリスクを心配する声も出てきます。皮肉にもオールスター開催中に、来年3月に開催予定の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への不参加が発表されました。複雑・・・
スポンサー権やライセンシング権などの「大人の事情」があるようですし、プロ野球選手も個人経営ですから、保障のない怪我に過敏になるのは仕方ありません。私が子供の頃、オールスター戦といえば、文字通り綺羅星のごとくスター選手が集う華やかな舞台で、江夏の9連続三振など伝説の生まれる場所でもありました。敵対するセとパの交流戦も常套化し、リーグを超えた対決の新鮮味もやや薄れ気味。情報が出すぎてしまうと、夢にリアル感が出来て伝説が生まれにくい時代です。
すっかり長編となってしまった阪神VS広島・松山劇場ですが、本日は松山第二戦にしていよいよ完結篇です。当然ながら2連戦のチケットは押さえておりましたが、2日目は息子と二人で観戦。松山にいてはなかなか着る機会もないのですが、親子でファンクラブのユニフォームに身を包み勇んで球場に出掛けました。私自身は中学・高校とバスケットボールをしていて、息子も今はサッカー小僧。野球ボールを触る習慣は少ないですが、それでも時々親子でキャッチボールしたりもします。
私が子供の頃は、高度経済成長の真っ只中で必死に汗を流し働く父に子供と遊ぶ時間はありませんでした。それでも忙しい中たまに連れて行ってくれたプロレスや釣りなどの数少ない記憶は生涯忘れる事が出来ません。息子と庭でキャッチボール、というのはほとんどの男親が抱く憧憬の一場面。父親との記憶は、少年の心の別のところに刻まれ、受け継がれていくDNAだから。その機会が少なかった分だけ、自分に息子が出来たらなるべく沢山一緒に野球観戦や映画に連れて行ってやろうと決めていました。
残念ながら試合の方はこの日も広島に屈しましたが、親子二人で充分に楽しませていただきました。サッカーをしている息子は野球のルールはまだすべて理解しきれていないので、ずっと質問攻め。「SBOって何?(電光掲示板のストライク、ボール、アウトの表示)」、「フライ捕ったのに走っていいの?(タッチアップの事)」、そんな我々親子の近くに熱狂的虎党一団が席を構えていて、阪神がチャンスをつぶすたびに激しい罵倒が!それを聞いた息子が「なんであの人は阪神が嫌いなのに阪神にユニフォーム着てここに座っているの?」
もっとも・・・しかし愛情とは深遠にして複雑怪奇な感情。こどもにとっては、人間性を全否定するような監督・選手への暴言は、ただの悪口としか感じらないようです。その愛が深ければ深いほどに、時に強い憎しみに変わるもの・・・。自由な愛情表現で応援出切るのもファンの特権。「どうしたらファンになれるン?」・・・子どものシンプルな質問は核心をつきます!『ファンづくり』を会社のテーマに掲げておきながら、その答えに詰まってしまいました。逆の立場の事を考えてもみませんでした・・・。
息子に野球の楽しみを教えるつもりが逆にファン心理の何たるかを考えさせられる始末・・・。勝つにこしたことはないけれども、負けても愛おしい。それが何に起因するのか。生来ひれくれ者の私は、何事も1番が嫌いで、常に2番目贔屓。次男としての持って生まれた本能でしょうか、当時人気・実力ともに絶大で誰もが応援する巨人を応援する気にはなれず、敢然と強者に立ち向かう阪神の虜になって40年。ひねくれるものづくりの種は有しておりました。いろいろな思いを胸に秘めながら長い長い2連戦は幕を閉じます。
ある意味球史に残るかもしれないような(?!)試合の結末はご存知の通りでしょうが、まさかまさかの9回2死からの大逆転負け!9回に登板した榎田が2死から3連打を浴びて1点差。なおも1、2塁でダブルスチール!それでも低めの球で打者・梵を空振り三振・・・と思った瞬間、キャッチャー・小宮山がこのボールを後逸!あれよあれよという間に2人のランナーがホームを駆け抜けたのです。駐車場が込むからと、2死になって通路出口から余裕で高みの見物をしていた我々の足は硬直!
だから野球は面白いと言えるのは、勝った広島ファンなればこそ。レフトスタンドは大歓声、ライトスタンドからは怒号と悲鳴・・・。一緒に行った友人(阪神ファンではない)が、この結末を見て「阪神ファンは大変やなあ・・・」とポツリ。しかし長い事阪神ファンをしていれば、これぐらいの事は受け入れるぐらいの鷹揚さと免疫は備えておりますので、ショックはショックでも決して怒り狂って暴言を吐くような真似は致しません。酒の肴に1晩飲めば、またそれも楽しい思い出でございます・・・もはや達観の境地。
暗黒の時代を経験していればこれぐらいの事は・・・誰だってミスしようとしてしているわけではありませんから。こういう場面を見ると、まだ若かりし頃に建築現場で繰り返したミスを思い出します。キャッチャーの小宮山選手、さぞ悔しい思いをしたことでしょうが、これを糧として奮起しなければ男じゃありません。例えどんなミスをしたって死ぬわけではないと、その開き直りがなくてはやってられません。怒号を声援に変えてこそ阪神タイガースの選手、これぐらいの事気にせず頑張れ~小宮山選手!
帰りは初めて坊ちゃんスタジアムから電車で帰還。帰りの車内は暗いムードが漂っているかと思ったら至って和やか。地方都市において、滅多に開催される事のないNPBの試合は勝負云々よりもイベントです。今でこそ年間数試合が組まれ、来月にはオールスター戦を控え、ヤクルトスワローズが秋季キャンプに来、愛媛県民球団マンダリン・パイレーツが誕生しましたが、やはりそれは関係者の根気ある種蒔きがあってこそ。環境整備は木材業界においても喫緊の課題です。種は明日、芽を出すわけではありません。
Category
- 1. 今日のかけら
- 2. 木のはなし・森のはなし
- 3. 木の仕事
- 4. 草と虫と鳥と獣と人と
- 5. 木と映画と舞台とテレビ
- 6. ひと・人
- 7. イベント・講演会
- 8. 気になるお店
- 9. ちょこっと端材
- WOODENTAG& 日本百樹札
- 「森のかけら」舞台裏
- えひめイズム
- おとなの部活動
- お酒にまつわる話
- かけら世界紀行
- かけら日本紀行
- アート&デザインのかけら
- オフセット・クレジット
- オンラインショップ
- キッズデザイン&ウッドデザイン
- スポーツと木
- ハードウッドとウッドデッキ
- パプアニューギニアL.M.H
- フルーツウッド
- メディアあれこれ
- モクコレ WOOD COLLECTION
- モザイクタイル
- モザイクボード
- 一枚板を見せていこう!
- 円い森・円き箱・木言葉書
- 媛すぎ・媛ひのき
- 愛媛のこと
- 愛媛木青協のこと
- 木と本
- 木のものあれこれ
- 木のものづくり+α
- 木のもの屋・森羅
- 木の家具
- 木の玉プール
- 木育のこと
- 未分類
- 森と生きものたちの記録
- 森のかけら玉
- 森のかけら36・森のかけら100
- 森のこだま/森のたまご
- 森のしるし
- 森のめぐみ
- 森のりんご
- 森の出口
- 森の砂・森の粉・森の羽
- 森の5かけら
- 無垢の家具
- 異業種&産官学
- 端材のこと
- 誕生木・12の樹の物語
- 道後温泉とかけら屋
- 都市林業とビーバー雑木隊
- Loopto in Ehime
Archive
Calendar
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | |

