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松山市堀江地域にすっかり根づいた我らオレンジ会の『堀江みなと青空市』も今年で8回目を迎えます。という事は、つまりこのイベントが始まって既に8年も経ったということになるわけです。今年は、5月17日の土曜日(小雨決行・雨天の場合は翌日の18日の日曜日)。場所は勿論堀江港。時間は9:00〜17:00となっています。また開催日が近づきましたら、改めて告知させていただきますが、とりあえず日程が決定しましたので報告させていただきます。
弊社は昨年と同じく『うみてらす』の中にブースを構える予定です。オレンジ会が結成されてすぐにこの青空市を開催したわけではありませんので、オレンジ会そのものはもっと長い歴史があるわけです。そもそもオレンジ会というのは、松山市堀江町で商売を営む若手経営者の集まり、つまり経営者により異業種交流会が当会の原点です。弊社は堀江のお隣の町になるわけですが、取引先の伊予銀行堀江支店さんの絡みで、特別に会設立から関わらせていただいております。
若手経営者といっても全員が2代目、3代目であり、ただ異業種で交流しようという目的だけでなく、事業継承や後継者問題、経営や会計など共通する問題についても勉強し、情報を共有しようという理念がありました。実はそれまで意外にも同じ町内にいながらほとんどつきあいのない者もいて、お互いがそれぞれどういう仕事をしているのかすらも知らなかったという状況でした。それが会の設立以後は、互いの仕事を強く意識するようになり連帯も深まりました。
小さなことで言えば、会はメンバーの飲食店(みなと食堂さん)で開催しますし、移動のタクシーもメンバーの会社(前道後タクシー)を使います。そういう事でも長年続けていれば付き合いは深まるし意識も高まります。商売人が地域の事を考えるって、頭で考えるばかりではなく具体的にそこを利用してお金を落とすという実践も大切だと思うのです。理念だけで商売が継続できるほど地方経済の実情は甘くありません。だからこその『青空市』でもあるのです。
我々商売人(もはや若手とは呼べない歳にはなりつつありますが・・・)が、地域のために出来る事だけでなく、地域を活用して出来る事を考えた時、商売人らしくそれぞれの店をPRし、かつわずかでも利益を出して、地元の人にも喜んでいただき、継続できるイベントとしてこの青空市を企画してきました。「今年はいつやるの?」そういう声を聞く事が増えてきたのはまさに本懐。今年もたくさんの方で堀江の港が埋め尽くされることを期待しています!
木の学問は、その専門性ゆえ社会では受け入れ先が少なく、職業としては狭き門でありますが、ピュアな彼らと話をしていると、その人間性も針葉樹のように素直に天に向かって伸びているのだろうと想像します。そんな中で、将来を見据えて木を学んでいる学生とも出会いました。愛媛大学の仲畑大君。卒業後は実家の京都の銘木屋「仲畑銘木」の跡を継ぐという事で、既に実家のん木工販売ショップ『工房京北』の代表として、材木人として道を歩き始めているそうです。
ブースに来てえらく熱心に『木の玉プール』などを見ているなと思っていたら、将来の同業者でした。話を訊いてみると、銘木の本場京都でも、和室の減少、少子化等で銘木業界も相当厳しい状況にあり、従来の伝統的な銘木だけではななく、別のアプローチでも北山杉などが活用できないものかを考えているとか。それで弊社のような田んぼのあぜ道を行くような『森の出口』にも興味を示してくれたようで、後日改めて熱く森の話し、木の話をすることに。
いろいろな学生や若い研究者の方たちと久しぶりに木の話が出来ましたが、わざわざ学会に来られるぐらいですから意識レベルが高いのは当然のことながら、真剣さや学びの姿勢は同時期の自分と比べると雲泥の差・・・。同じ木に生きる者として何らかの形で彼らを支援せねば申し訳ない気持ちになるのと同時に、商売とは別次元で学びの対象としても木が人を惹きつけて止まない素材であることの認識を新たにし、木に携わる一員として非常に頼もしく感じました。
商売人としては、完全ホームで予想以上にご注文、ご予約を賜り安堵しました。材木屋が作る『語り的要素の強商品・森のかけら』ですので、決してアカデミックな研究材料に耐えうるものではないことを承知のうえで、飾っておきたい、学生たちに触らせたいと、興味を示していただいた心の広い先生方、行政関係者の皆さんには感謝申し上げます。木がしっかり利益の得られる商品へと昇華してこそ、継続できる森が出来ます。そこから先は木のプロにお任せください!
本日は、愛媛大学にて14、15日の2日間にわたって開催される一般社団法人日本木材学会の『第64回日本木材学会大会』に参加させていただきました。日本木材学会は、1955年に設立され、木材に関する基礎および応用研究の推進と社会への研究成果の普及を行っている歴史と権威あるアカデミックな会です。弊社は会員でもありませんがお声を掛けていただき、会場の一部で行われる木材に関する企業展示コーナーへの出展をさせていただく事になりました。
この大会は毎年全国を持ち回りで開催されていて、昨年は盛岡、来年は東京の予定だそうです。全国組織で会員数も多く、今回の松山大会にも1000人近い会員さんが参加されているそうです。という事は、「木」に携わることを生業とされている方、「木」を研究されている方、「木」を学ばれている方、「木」でご飯を食べられている方々が、つまり『木が好きでたまらない人』が全国から集まってくるイベントなのです。これは今までにない完全ホームグラウンド!
異業種の方と組むと、直接木のファンが集まらないアウェイでの戦いでしたが、今回はこれ以上あり得ない完全ホーム!常日頃、かき氷は南極では売れないと言っているだけに、もはやここで売れなければ売れる場所は他に無い!と言ってもいいぐらいアドバンテージのある舞台です。今までに多くの大学や高校、行政機関などに木材標本としてご購入いただいた実績はあるものの、あくまでも『材木屋視点の標本のようなもの』というご理解あってのもの。商売として市場で流通している名前や分類によるものですから、植物学的な分類とは合致しない点があるところに一抹の不安はあるものの、そこは補う『口』があるわけですから語ってご理解していただくのみ。
そう思って油断していたらいきなり世界の洗礼を受けました!全国から先生や研究者の方が集まって発表されたり会議されるとは思っていましたが、海外からも来られるとは思ってもいませんでした。こちらは中国からお越しの先生。こちらは中国からお越しになった先生。【森のかけら】に大変興味を示していただきました。購入もかなり真剣に検討していただきました。うまくいくと【森のかけら】、いよいよ中国大陸へ届きそうです!
その後の中国や台湾から来られた方が何人もお見えになったのですが、当然日本語は分かると思っていたら・・・なんと、発表が英語でのスピーチもあるそうで、ほとんど日本語の通用しない外国人の方も多数お見えになりました。片言の英語でも情熱があれば(いや、興味があればと言った方が正確かも)思いは伝わるものです!そんな説明で『森のりんご』をご購入いただきました。嗚呼、こんなことなら英語版と中国語版の解説書を持ってくるんだった~。
またブース前に設置した『木の玉プール』も大好評で、子供さんはいないので展示だけに終始すると思っていましたが、「遠慮せずにどうぞ入ってください」のお誘いに素直に従われる研究者の先生方続出!今回は狭いサークルに少量のたまごでしたが、がっつりと中に入っていただき五感で木を楽しんでいただけたようです。材木屋の主が決してアカデミックな立ち位置に立って戦ってはいけません。あくまでもこちらの土俵に上がっていただかねば勝機はない!
※ 英語版の販売サイトはこちら→「Loop to」 loopto is a shopping mall and web magazine network that gathers up the best from all across Japan
※台湾向けの中国語サイトはこちら→「酷松山販売網」我們是一個可直接向日本松山市訂購當地商品,並隸屬於日本松山市公所的專屬網
この『山と森を考える会』の会議を通じて何かひとつの結論を出そうというわけではなく、いろいろな角度からそれぞれが山や森にどういう考え方を持っているか意見を交わし、その中から共通認識できる根源的な『山のかたち、山への思い』というものを探っていこうというものです。それに基づきそれぞれが改めてこれからの山との付き合い方の指針にすればいいと思うのです。そのコンセプトが定まらねば、細かな森づくりの方法論をいくら検討したところで砂上の楼閣。
山の事だけではなく、ものづくりについてもコンセプトを深く考えて整理しておくことは極めて重要。この数年特に異業種とのコラボや会議が多くなり、その場でつくづく感じるのは互いのコンセプトを理解し合えるか、共有できるかという事。業態が違うので、いつもの『業界用語や専門用語』という逃げ道が使えません。その意をどこまでシンプルに分かりやすい言葉で明瞭に伝えるかという事が何よりも重要なのですが、ゆえにその難しさを日々痛感しているところです。
むしろ今頃まだそんな事をしているのかと笑われそうですが・・・今だから出来るのかもしれないし、今だからギリギリ間に合うのかもしれません。私は何か大きな変化がある時は、それが自分にとってもっともいいタイミングなんだと考えるようにしています。そう考えれば、井部君と何年も語り合ってきた時間そのものが、今日のための大いなる助走だったのだとも思うのです。妄想のまわりにかかっていた霞が徐々に晴れていくように感じるのは、それが妄想?
この会は更に多くの人を巻き込み進化していくのですが、当日は愛媛木材青年協議会からも現役・OB合わせて6人が参加(遠く美作木青から安東真吾さんも参戦!)。現役メンバーは前会長の柚山英二君、大成郁生君、宮浦英樹君、OBは岡慎治君、主催の井部健太郎君、私の計6人。選考は井部君によるものですが、久しぶりに仲間と木の話が出来ました。妙なものですが現役時代は会議などでも木の話が出ることは少なく、もっぱら木の話は酒の席でした。
しかもお互いが木のプロとして出会っているので、案外基本的な木の話などはしたりしないもの。木材業界でも『山とは何か?』こういう根本的な命題を真剣に議論する経験は必要だと思います。またそういう問いかけに対して、その時になって悩むのではなく日頃から考えておくべきことだと思うのです。お施主さんと話す時、設計事務所や工務店さんなどと専門的な話をする時も、その基本的な概念は顔を覗かせます。漠然とした思いがより鮮明になれば、そこから組み立てていく言葉にも説得力が、力があるはずだと信じるからです。
いま、久万の山の中である変化が起きようとしています。それは新たに大型工場が出来るとか、原木市場が合併するとか、新たな流通システムが出来るとかそういうハードな問題ではありません。そうではなくて、山とは一体何なのか?山とどう付き合うのか?山で暮らすとはどういう事か?山の仕事とな何か?今まで何の疑問も持たず、ごく当たり前のことと思ってきた山との関わりを改めて見直して、その中で新たな一歩を踏み出そうという根源的な内面からの試み。
このたくらみ、いや取り組みをしているのが今期会社創立100周年を迎える久万造林㈱の井部健太郎君。新しく創業した森林ベンチャー企業が、新たな森の形を考えるべく企画したプロジェクトとかでもいうのなら理解もしやすいでしょうが、100年間にわたり久万高原町で林業を生業として連綿と歴史を築いてきた企業が、100周年を記念して、次の100年に向けて改めて足元を見直し、山と関わる意義を問うというところにこの取り組みの意義があります。
しかもそれがただ林業という1業態からだけのアプローチではなく、農業や観光をはじめ久万高原町で直接、間接的に山に関わる地域の方々とも連携し、人が山でどうすれば永く暮ら続けていけるのかを考えようという事で、既に地元の方や学生たちとも何度も会議や研修を重ねているのです。私も、久万高原町産の木のモノの出口を考えるモノづくり・流通の立場から、会の発足から関わらせていただいているのですが、なかなか調整がつかず当日も遅れて参加・・・。
今までにもこの取り組みの断片は拙ブログでもご紹介させていただきましたが、私たちだけで集まると必ず大妄想会議に終始してしまうので(!)こういう企みに経験豊富な永田麻美さん㊧にまとめ役・コーディネーター役をお願いしています。当日の『山と森を考える会』には、久万高原町の住人という枠を超え、県内外から山に関わる多方面の分野の方々が24名もの参加がありました。それぞれの専門家ながら、『山とは何か?』という根源的な問いに戸惑いも?!
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