森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

R0015654お取引先のミセスホーム㈱さんでは、ミスター会という協力業者会があるのですが、一般的な「下請け業者の安定化」と「業社会からの顧客紹介」という主従関係的な協力業社会と違い協力業社会主体で事業計画を立て、ミセスホームさんと対等な形で運営をさせていただいています。ほとんどの業者がミセスホームさんと長い付き合いがあり、業者同志の関係も実に友好的。そのミスター会では2年の1度の研修旅行があるのですが、お酒こそたっぷり飲むもののそれ以外はいたって名前どおりの紳士的(?)な旅行で、今年は、九州は南阿蘇・高千穂方面でした。

R0015898熊本といえば、一昨年に中四国地区の木青連の役員会の研修で訪れて以来。その時は熊本城神城文化の森の屋久杉などを見学させていただき、たっぷりと会員の溜飲を下げたのですが、今回は材木屋の旅行ではないので木材中心ではありませんが、森林王国九州の事どこに行っても立派な木が目に留まります。金・土曜日の日程という事もあるのでしょうがフェリーもガラガラで閑散としています。フェリー業界の厳しい現実を肌で感じました。人混みの嫌いな私には快適でしたが、この状況では経営続けていくのは困難でしょう・・・。

1阿蘇のくじゅう高原焼畑が行われた後のようで一面真っ黒の地面ですが、最近焼畑による事故も多いようです。風向きなどしっかり計算のうえで実施されるのでしょうが、林業も含め自然を完璧にコントロール管理することなど不可能でしょう。この阿蘇に前日には雪が舞ったということでしたが、さすがに積もるほどではなく当日は快晴でした。少し噴煙も上がっていましたが絶景を楽しませていただきました。カメラを単焦点のGRに切り替えたのでズームで撮れませんでしたが、いつ来ても阿蘇は壮大です。こういう壮大なスケールの平原が息子の名前のイメージになりました。森もいいですがこいう規模の面々たる草原を見ることは少ないので、妙にこういう光景の方が心に響きます。焼畑によって森に育つことを拒まれ、新芽が牛馬の食料になるという『森の種の刹那的な運命』がそう思わせるのかも知れません。森のなることが出来なかった『森の種』の仇花としての絶景があるのかもしれません。

 

R0015591阿蘇の前に寄った臼杵の石仏会館の中に木彫の大きな虎がありました。展示のプレートによると台湾の彫刻名人が2200年生の桧で彫ったものだそうです!かつては銘木屋さんの展示会などに行くと必ずと言っていいほどこういう木彫り物があり、人垣が出来て賑わったものですが、いまやこういう嗜好品にまで財布の中身が回らなくなったようで、銘木の展示会からも徐々に姿を消しつつあります。住宅素材には収まりきらない巨きな銘木・珍木の正しい使い方だと思うのですが、再び木彫の世界にもこの日のような明るい光が差し込むことを切望しています。




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
Scroll Up