森のかけら | 大五木材


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20100507 アマゴとヤモリ・いきものがたり①五月晴れの空の下、竹森ガーデンの恒例の大人気イベント『あまごのつかみ取り』が開催されました。このアマゴも久万高原町の隠れた特産品のひとつです。山で川の恵みをいただくのもオツなものです。百数十匹のアマゴが特設プールに放たれると、大勢の人垣が出来ます。まずは、子供部門のちびっこグループから、30秒間で何匹捕まえられるか!スタートの掛け声と共に、ちびっことアマゴのおっかけっこが始まります。もうひとつ上の子供部門では、10数匹を捕まえた猛者もいましたが、「金魚すくいか!」と突っ込みを入れたくなるほど。

20100507 アマゴとヤモリ・いきものがたり②捕まえたアマゴは一端元に戻して、その後に塩焼きにして皆さんに振舞われます。焼き方は、久万郷ファイヤーマンこと副代表の二宮悟君(二宮醸造㈱・代表取締役)。重ねた場数の経験が生きてます。良い感じに炭を熾(おこ)して、慣れた手つきで次々と串刺しのアマゴを焼いていきます。残酷と思われるかもしれませんが、そもそも自然と人間が共生していくという事は、生を奪い合う残酷なものなのです。大木を切り倒す林業にしたって同じことです。ただそこに、叫び声や血が流れないので臨場感がないように思われるだけです。しかし現場で実際に大木の伐採に立ち会うと、大木が最後の一太刀を受けて倒れ始める瞬間の、木の繊維が断ち切られる音は、断末魔の叫び声に似て壮絶です。林業を生業にしている方にとっても、決して気持ちの良い音ではないと言われます。

 

20100507 アマゴとヤモリ・いきものがたり③かつて、愛媛木青協で子供達を連れて伐採体験をした時も、それほど大きな木ではありませんでしたが、その音を聴いた女の子が涙を流していました。心配して聴いてみると、その迫力と倒れる音の恐怖感で涙がこぼれたそうです。感受性の豊かな心優しい子供だったのだと思います。我々は常に生あるものを奪っているという事に無自覚ではいけないと思います。それを命の糧として生きている以上、それに対する自分なりの決意を常に考えておくべきだと思うのです。この切り株にもかつては大きな命が宿っていたのです。

20100507 アマゴとヤモリ・いきものがたり④そんな事を言った後で情けない話なのですが、私動物が得意ではありません。子供の頃に身近な動物の死に直面したり、犬に噛まれたりしたのがトラウマになってしまったのか・・・。実は魚介類も見るのはOKなのですが、触るのはちょっと・・・。特に爬虫類や両生類はまったくNG!今回、どんぐり広場に水槽があり、中には数十匹のヤモリが!いや、見る分には大丈夫なのです。その泳ぎ方がまさに小さな水中エイリアンっぽくて愛嬌もある(?)のですが、とても触ることなど出来ません。ちなみに右上に映っているのは桧の小枝ですが、いい組み合わせです。

20100507 アマゴとヤモリ・いきものがたり⑤その小さなエイリアンを子供達は無邪気に捕まえて遊び始めます。オー、マイガーッ!神をも恐れぬ暴挙・・・と、内心では思っていても、ここは大人の余裕ある冷静な対応を見せねば!顔や姿は確かに愛嬌はあるのですが、あのヌメッとした触感がどうしても耐えられません。やはり子供の頃の体験は大切です。特に、直接触るという「皮膚感覚」は、子供のうちに養っておかねば取り返しがつきません。木材の質感も子供のうちに経験させておくことが大切だと思います。麻雀の盲牌並みに、触って木の名を当てる神童も出現する可能性がありますから。

明日から2日間、えひめイズム・イベントスペースにて【森のかけら物語~木と語ろう、木を語ろう~】イベント開催!詳しくは、えひめイズムのHPをご覧下さい。10:00am~6:00pm (最終日のみ5:00pm)




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