森のかけら | 大五木材


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20101103 ウェルカム277・華燭の典に円い森①現在このブログは、毎日550~600人の方に読んでいただいていますが、その中から様々な新しいご縁をいただいています。先月も【森のかけら・今だからこそ こどもに伝えたい日本の木36】をお買い求めいただいた事がきっかけで、華燭の典の晴れ舞台に携わらせていただくことになりました。きっかけは、福岡で建築関係の仕事をなさっている白川さんからの1本のメールです。近々結婚式を控えているのだが、その際にテーブル席に縁起の良い木の名前を冠したいという事で、【森のかけら36】の購入を検討したいという事でした。

20101103 ウェルカム277・華燭の典に円い森②その後、詳細についてお電話でお話を伺い、何度かやり取りするうちに、以前に【円い森】を結婚式の席次札に使ってもらった話をさせていただいたところ、いたく気に入っていただき白川さんも採用していただくことになりました。しかし、その数なんと277名の豪華な結婚式!式の日程も迫っており、そこまでストックが万全ではなかったので急いで仕上げ加工に入りました。今回は、【円い森】の直径80㎜の小の方を使っていただく事になりました。早速、式出席者の名簿を頂いたのですが、なにしろ277名もありますので、データ入力と確認作業も結構時間が掛かります。何といっても人生の晴れ舞台ですから、名前の間違いなどがあれば大変です。慎重に慎重を要し、何度も何度も誤字脱字を確認します。九州は個性的な苗字も多く、パソコンでも出てこない旧漢字の多々あります。

 

20101103 ウェルカム277・華燭の典に円い森③慌ててデータも製作し、OKをいただいたらすぐにレーザー彫字に移ります。その頃、レーザーを彫ってもらう辻さん(レーザー工房・絆)は、お祭りの木札ストラップの大量の加工残を抱えて大変な状況にありました!まさに時は秋のお祭りシーズン、神輿の連単位で大量の木札ストラップの注文が一気呵成に舞い込んでくるのです。こちらも期間が限られているので、そこを外せば意味がなくなります。辻さんもこのシーズンはてんてこ舞い、いわば最大の稼ぎ時なのです・・・このままでは間に合わない!

 

20101103 ウェルカム277・華燭の典に円い森④下準備など出来る事はなるべくこちらでして、少しでも工程を短縮して何とかギリギリで間に合う事が出来ました。今回使っていただいたのは『樺(かば)』の【円い森】です。樺は全体的に淡黄白色で、レーザーとの相性も良く、見栄えも綺麗です。一般的には、見た目に淡色系の木は、濃色系の木に比べて重たいものですが、樺は淡色でもそこそこ木の質量を実感できる木だと思います。つまり、見た目の割りにそこそこ重たいという事です。それでありながら触感もスベスベしていて滑らかです。こういうモノって見た目だけでなく、触感も大切です。見た目に鮮やかで触感も良いという事やレーザーとの相性もありますが、端材を利用できる点においても優等生です。そしてこの素材は全て、フローリングなどの端材から生み出されているにです。

 

 

20101103 ウェルカム277・華燭の典に円い森⑤同様の要件はメープル(楓)にもあてはまるのですが、こちらはカスリや縞柄が出やすいので、レーザー彫りした緻密な文字とかぶり判読しずらい事があります。それにしても、277枚もレーザーが彫られた物が揃うと圧巻です!結婚式でこれだけの枚数を使っていただいたのも初めてでした。梱包して送り出すまで、プレッシャーがあり、式が終わるまで(喜んでいただけたかどうか?)心配が尽きませんでした。後日、皆さんにとても喜んでいただけたとご連絡していただいた時は本当に安堵しました。

20101103 ウェルカム277・華燭の典に円い森⑥今回、席次札として使っていただきましたが、皆さんそのままお持ち帰りいただいたようです。以前もそのようにされて大変好評だったようですが、これからは席次札という呼び方も、ウェルカムプレートとか別の呼び方に変えようかと思います。席を示して終わりというだけではなく、お持ち帰りを前提としてPRさせていただこうと思います。結婚式以外でも多数の人の集まるイベントなどでお使い下さい。大人数の際には価格の方もご相談させていただきます。詳細につきましては、商品紹介コーナーをご覧下さい。

 

20101103 ウェルカム277・華燭の典に円い森⑦人生のビッグイベントのひとつに、ささやかではありますが携わらせていただいた事に喜びと責任を感じました。従来は、もうひとつの人生のビッグイベントである「家造り」の方で携わらせていただいておりますが、自分自身が不慣れな事もあるのでしょうが、結婚式の緊張感は格別です。数ヶ月かかる家造りと違って、1日の数時間だけのイベントですから、いろいろなモノが凝縮され濃密になりますので否が応にも緊張感も高まります。その分、うまくいって喜んでいただけるとこちらにの喜びも増幅します。メールと電話だけのご連絡で、新郎新婦のお顔も拝見しておりませんが、電話口からもお人柄が伝わってきます。その間のやりとりだけで親しくさせていただき、他人の結婚式とは思えないほどの一体感を感じさせていただきました。このご縁に感謝するとともに、白川さんご夫婦の末永い幸せと、お二人の夫婦生活が円い森のように円満であることを願っております。本当におめでとうございます。そして、ありがとうございました。




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