森のかけら | 大五木材


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危惧して通り、週末『円い森』のアップが出来ませんでした・・・申しわけありません。一部、価格面で悩んだところがあったので、もう一度仕切り直します。ブログで何度も書いてますが、補助事業との進捗に歩調を合わせ、いろいろな新商品の開発が同時進行で進んでいます。それら全てを、『森のかけら』という事でブランド化させていくつもりなので、解説書やシール、パッケージなどを統一させています。そのため、どれか1つが出遅れると、他の物にも影響が出てしまいます。生来の凝り性なので(飽き性でもあるのですが)、中途半端なところでの販売に踏ん切りがつきません。つい、あれも入れたい、これも入れたいと欲が出てなかなか世に出せません。ほとんど試作は出来ていて大枠は決まっているのですが、細かな最後の詰めで戸惑いが出てしまいます。

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最初の『森のかけら100』の時は、もっと引っ張ってしまいました。いつまでに出さな(販売しな)ければならないという制限がないものですから、何種類で解説書を印刷するか相当悩みました。なにせ全てが初めての体験でしたので、全体を見回す余裕もコントロールする力もありませんでした。結局時間に終われるように印刷に踏み切ってしまったので、後で結構後悔がありました。

 

 

今回の大規模な改訂の後には大きなアレンジをする予定はありません。ここはじっくり吟味して、満足のいくものに仕上げたいと思っています。楽しみに待っていただいている方には本当に申し訳ないのですが、映画の撮影などではよく『神々は、ディティールに宿る』ともいいますから、もう少しだけ悩ませて下さい。

新商品の販売については、最近注目を集めている『伊那食品工業株式会社』の塚越会長の考え方がとても勉強になります。以前に、ラジオ番組で武田鉄矢さんが『日本でいちばん大切にしたい会社』(坂本光司著・あさ出版)という本を取り上げていましたが、その時初めて塚越会長の存在を知りました。伊那食品工業株式会社は、長野県伊那市の「食品製造会社」です。以少し前に「健康食品ブーム」があって、カロリーの少ないこんにゃくが大ブレイクしました。この伊那食品工業株式会社にも、全国の百貨店やスーパーから注文が殺到するのですが、会長は頑なに新規の取引を受けません。業を煮やした社員が社長に詰め寄り、生産ラインを増やし新規注文を受けるのですが、あっという間に「健康ブーム」は去り、在庫の山が残りました。それを見た塚越会長は、「だから安易なブームに乗っては駄目だといったろう」と社員を諌め、元の生産ラインに戻し、堅実な経営に手腕を振るわれています。

nihonde_itiban_taisetunisitai_kaisya「(商売の調子が)いい時は自分の力ではない。多くの場合は、世の中のトレンドに乗っているだけだ。調子に乗ってはいけない。」企業の成長=善という事に捕らわれすぎて、それが何にもまして優れていると思ってはいやしないだろうか、というような内容の事を仰っていました。頭では分かっていても実践するのは容易ではありません。温厚そうな会長ですが、言葉の隅々に強い信念が垣間見えます。

 

 

他にも「開発の貯金」という事を言われていました。新商品が出来ても、すぐに販売せずに、重なるようであればあえて販売を遅らせ、「開発新商品の貯金」をしておくということです。焦って中途半端なものを出したり、新商品が出ない状況を作らないという発想です。本でも含蓄のある言葉が多いのですが、数日前の朝のテレビで塚越会長本人が登場されていて思わず、見入りました。「耳に痛い、おしつけがましい説教」ではなく、読むと頭の上のもやもやが晴れるような「清々しい決意表明」のように聞こえます。コンサルタントの机上の空論ではなく、実践されている経営者ならでこその説得力があります。詳しくは、是非本を買って読んでいただきたいのですが、それを言い訳にするつもりはありませんが、満足のいく新商品完成までもうしばしお待ちをお願いします。




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