森のかけら | 大五木材


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家具の塗装をしていましたが思わぬ収穫がありました。北海道産の『樺(カバ』の耳付板を使った花台です。樺は非常に重たい木で触感はすべすべして滑らかです。家具材としてはとても有用なのですが、この辺りではあまり使われていません。やはり重たいことがネックになるのでしょうか。特にダイニングテーブルサイズになると、とんでもない重さになります!樺を『カバザクラ』と呼んでしまう時点で、既にの代用品というイメージが出来てしまっていて、桜に劣るという印象を持たれるのでしょうか。はっきりした理由は分かりませんが、このあたりでは樺がいわれのない差別を受けているとしか思えません。全体に【虎斑(トラフ)】や縮み杢が現れた樺の美しさは、決して桜に劣るものではありません。ちょうどこの花台にも綺麗な杢が出ました。

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肌目がクリーム色なので、杢が馴染んで分かりにくいかもしれませんが、全体に綺麗な縮み杢が出ています。ウォールナット色に着色したフローリングに合わせた雰囲気で、というご要望なのでオスモ社のウォールナット色で塗装します。

 

 

 

 

 

 

20090502-e6a8ba 塗装すると縮み杢が際立ちます。見る角度によってキラキラ輝くのですが、レンズを通すと肉眼で見るほどに伝わらないのが残念です。この板も角度によって違った表情を見せてくれます。画像には映っていませんが、脚材や桟も同材の樺で作っています。

 

 

 

 

 

 

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反対側から写すと全然違った杢が出てきます。無塗装の時にも多少杢は出てくるとは思っていましたが、ここまで出てくるとは思いませんでしたので意外でした。この杢の妙味が樺のダイナミズムだと思います。光線の具合で、耳の部分がテカッていますが、耳が白いと言うわではありません。

北海道産の樺の耳付き板はかなりの量があります。耳の仕上がり具合も抜群で、カウンターや棚板、幅剥ぎのテーブルなどに使えます。3年以上弊社でゆっくり乾燥させました。いよいよ使い時がやって来ました。これからドンドン提案していこうと思います。樺には入り皮も含まれますが、節や入り皮も表情のひとつ、個性と思えば楽しめます!




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