森のかけら | 大五木材


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本日より仕事始めです。昨日書いたイベントもあり賑やかな仕事始めになりました。なんにせよ人が多く集まるのは、客商売の店にとっていいことです!年賀状もたくさんいただきました。中には「『適材適所』いつも楽しんで読んでいます」とか、「全部ファイルしています」とか「頑張ってください」などのコメントを添えていただいた年賀状もありました。とてもありがたく嬉しいです!自分達が好きで勝手にやっていることなのに、そう思っていただけると逆に申し訳ないような・・・でもとても励みになります。一人でも読んでいただける方がいる間は書き続けようと、毎年この時期に身が引き締まります。年賀状を送っていただいた皆さん、本当にありがとうございました。

思えば数日前に「今年もお世話になりました」と言った方に、今日は「今年もよろしくお願い致します」とご挨拶。年末年始のご挨拶は、数日の中に去る年の感謝と来る年事前のお断りを端的に表す、英語圏にはない日本独特の素晴らしい習慣・文化だと思います。今年も迷惑掛けると思うけどヨロシクね、といういかにも日本人らしい控えめさがいいんではないかと思います。なんでもかんでもグローバルはもういいんじゃないでしょうか。自分に自信がないから、誰かと比較しないと不安になるのでしょうか。日本独自の文化を大切にしたいですね、日本人なんだから。

正月にまつわる木のモノといえば、なんといっても『門松』でしょう!とはいっても、門の両脇の大きな門松を飾るような家は少なくなりました。昔は結構派手派手な物も多かったのですが、こんなところにも不景気の波が押し寄せてきてますね。先日TVで、高知県の一部では門松の張り紙で済ましてしまう、というのを初めて知りましたが色々な文化があるものですね~。

それはさておき門松ですが、門松は「松」「竹」「梅」の3つの木を使って作られています。このいわれについてまず松ですが、常緑樹で常に青々と茂る姿に「永遠に変わらない物への憧れ」や「長寿のシンボル」を見出したようです。また歳神様を「待つ」のかけ言葉でもあり、神の依り代(よりしろ)の意味合いもあったようです。絵画などにも松はおめでたい物のシンボルとしてよく描かれています。

次に竹ですが、斜めに切った竹を3本束ねて藁で巻いた物を使います。江戸時代までは笹を使ったようですが、医者の家では笹が「藪医者」の「藪」に無水つくということで竹を使うようになったようです。また冬でも青々としている事も常緑を尊ぶ当時の人に喜ばれたのではないでしょうか。

最後に梅ですが、これは梅が寒い季節に咲き耐え忍ぶ姿が人々の共感を得たようですが、その時期に手に入る鮮やかな物として梅が選ばれたのではないでしょうか。緑の中に花を添えるという意味合いもあったと思います。地域によってはいろいろ形や決まり事があると思います。鮮やかな水引などを添える地域もあるようです。私も年末年始は田舎に帰省していて、事務所にも自宅にも門松を飾っていないので言える立場ではないのですが、意味深い素晴らしい文化だと思います。




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