森のかけら | 大五木材


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20120403 1昨日告知させていただいたテレビ愛媛さんの放送(地元ローカルのEBCスーパーニュース)の件ですが、家内が取り組んでいる『木育』の事がテーマで、『出張木の玉プール』や各種イベントでの『木のおもちゃ体験』などその活動を思いのほか長く放送していただきました。どういう切り口にせよ、木に関する事が話題になるのはありがたい事です。どこに行っても、一心不乱に木と戯れる子供の姿がありますが、今の玩具は大人が「遊び方」を与えすぎてしまっているように思います。【森のかけら】もそうですが、お楽しみは自分で考えるものなじゃないでしょうか。いずれこれが目新しい「ニュース」ではなく、ごく普通の日常的なものになればいいのですが。各地で沢山の方が「木育」に取り組まれていますが、一般の方への浸透度はまだまだ。こういう機会を大切に生かして「認知」していただかねばなりません。

 

20120403 2メディアで取り上げていただくと、業界の方から必ず「それで幾ら儲かるの?」という愚問を受けます。この事(木育)がダイレクトに木材消費に繋がるわけではありませんが、もうそろそろ打出の小槌カンフル剤を探すのは止めてはどうでしょうか。目先の新芽を摘むのではなく、深くに種を植えじっくり時間をかけて大木に育てること、それこそが我々業界人が学ばねばならない、「もうひとつの木育」なのかもしれません。華やかな収穫現場(伐採現場)ばかりに目を奪われると水遣りや下草刈りの事を忘れてしまいます。

20120403 3本日は激しい「春の嵐」に日本列島が揺れました。弊社の倉庫も事務所も吹き飛ばされそうなほどガタガタち振るえ、道路にはいろいろなモノが舞っていましたが、そんな中においても木々は寡黙にジッと風が過ぎるのを耐え待ちます。春を彩るサクラの花びらも随分散ってしまった事でしょう。それでも地に根を張り、ひたすたに耐える木の姿には人生を重ね合わさずにはいられません。そういう苦難を乗り越えたモノだけが開花や収穫の歓喜を味わうことができるのでしょう。

 

20120403  4「木育」の形はそれぞれでいいと思うのですが、まずは木材業界人がもっと真剣に「木を伝える事、語る事」に取り組まなければならないと思います。奇しくも本日私の46歳の誕生日であり、フェイスブックで多くのお祝いのコメントをいただきましたが、語り部が珍しい存在であったり、(なぜだか)他人事では木材業界に未来はありません。追い風が吹いているうちに帆を揚げねば間に合いません。ステージを移してでも、独りになろうとも、春の嵐に負けない旗を掲げる、それが46歳の木材屋の決意であります

 

明日4月4日は、恒例の節句休みで、会社はお休みです




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