森のかけら | 大五木材


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20120618 1昨日の「オリジナル」についての話の続きです。あと1、2ヶ月後がとても待ち遠しいのですが、それは私が汗っかきで夏が苦手だからという理由だけではありません。待ちに待った2つのSF映画の封切が待ち遠しいのです。そのうちの1本は、外国の現役映画監督の中ではもっとも愛してやまないリドリー・スコット監督の最新作『プロメテウス』が8月24日公開です。これはSFゴシックホラーの金字塔『エイリアン』の前日譚でもあります。そこには、人間が知ってはならない「人類の起源」があった・・・!

 

20120618 2『エイリアン』はその後、スピンオフも含め7作が作られ、新しい才能を発掘してきました(第2作監督・ジェームズ・キャメロン、第3作監督・デヴィッド・フィンチャー、第4作監督ジャン=ピエール・ジュネ)。それぞれの独特の解釈で新しいエイリアン像を作り上げ、特に第2作は以後の「エイリアン」モノに多大な影響を与えた傑作ではありますが、やはり個人的には第一作の衝撃が忘れられません。公開当事(1979年)は大ヒットしたものの、カルト的な評価。

 

20120618 3なにせこの年に公開された映画といえば、「ディアハンター」、「スーパーマン」、「ロッキー2」、「マッドマックス」、「チャンプ」、「天国から来たチャンピオン」、「太陽を盗んだ男」、「あヽ麦峠」等々、歴史に名を残す名作揃い。当事はまだ邦画のシェアが50%を超えていましたが、その後10年で立場は完全逆転。邦画受難の時代を迎えます。時はスピルバーグの絶頂期、その頃邦画の興行収入をリードしていたのは「ドラえもん」などのアニメ。その後およそ3倍近く開いた差は、2000年代半ばから宮崎アニメによって奇跡のV字復活を果たします。

20120618 4まったく分野は違えども、木材業界もかつての興産材繁栄の時代から一転、昭和30年に94.5%まであった国産材自給率は、昭和45年に50%を割り込み、その後は衰退の一途。近年の国産材への追い風を受けて少しずつ盛り返してきてはいますがそれでもまだ30%に待たないのが実情。私は輸入材否定派というわけではありませんが、国産材に愛着を感じていないわけではありません。国産材が増えればそれに越した事はないのかもしれませんが、その立ち位置はそれぞれの企業の考え方次第。

 

20120618 5学校などの大型公共事業でも国産材が広く使われるようになり、一般にも国産材を使う事に意義が浸透し始めていますが、その出口は建築だけではもはや限界があります。建築における適材と森の現状とに少しずつ隔たりが生じてきて、精度・品質ともに更に厳格化される建築材というカテゴリーでは消費されない「森のめぐみ」をどう活用していくのかという事がこれからの命題かと考えます。話が脱線(?こちらが本流・・・)しましたので、明日はもう一度映画の話に引き戻します。




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