森のかけら | 大五木材


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普通でない人々

20130522 1先日の『堀江みなと青空市』の「大五木材と愉快な仲間たちコーナー」には、盟友・井部健太郎率いる『久万郷』(二宮悟郎君、竹森洋輔君、石丸太陽も参加)メンバーと、もうひとりの健さんこと『ザ・ブルーマーブル』の藤山健さんが出展していただきました。それぞれの友人・知人が入れ替わり立ち替わり各ブースにやって来られていましたが、そこで感じた事はお客さんの数よりもファンの数!藤山さんの所なんて、お店の常連さんがお手伝いに来られて甲斐甲斐しく働かれていました!

 

20130522 2自分の好きな店で、客から売り手になる・・・どうです、そんなに好きなお店なら、自分で働いちゃってみませんか?!嗚呼、これぞ究極のファン心理を突いた参加型サービス!素晴らしすぎる!当然のことながらその体現者も「普通の人々」ではありません。初めてお目にかかったのですが、これは共感するところがありありでした。そういう職業が存在するのか、いや、なければ作ればいい、名乗ればいいだけの事。『トンネル写真家・内山弘康』さん。このお方も普通の人ではありません、圧倒的です!

 

20130522 3内山さんについては後日深く掘り下げさせていただいてから改めてご紹介させていただきます。こういうイベントの楽しい所は、いつもはなかなかお会いできない方々と再会できる事。この日も、千年釘の鍛冶師・白鷹幸伯さんがブラリとブースにやって来られました。すぐ近くに住んでおられるのですが、なかなかお邪魔する機会が無くてご無沙汰していました。お元気そうでしたが、腕を振るう場面に恵まれないようで少し寂しそう・・・。

 

20130522 4今回の住宅エコポイントもありがたいのですが、長期プランに基づく技術の継承も喫緊の課題。技術は使える場面あってこそ磨かれるもので、いくらブルペンで好投しても1軍のマウンドに立たせなければ宝の持ち腐れ。こういう卓越した技術の継承と、それが求められる需要を作る事にも肝心ですが、そういう事って組織の問題ではなく個人資質の問題のような気がします。そういう事に意識の高い人が現れてそれなりの地位につけばあっという間に解決するような話なのかも。

 

20130522 5西岡棟梁のような人が現れないと、こういう技術(千年釘)になかなか光が当たることはない」、と白鷹さんも諦観の面持ちでしたが、寺社建築や特殊技術に限らず、その道の分野で高い意識を持った人が現れないと次世代に継承出来なくなります。【森のかけら】とて同じ事。説明不要で私と同じような感性を持ち、溢れるほどの情熱を【かけらたち】に注いでくれる「普通でない人」が出てこなければ、私ひとっりで終わってしまう夢。そんな私の元に「新しい人」が突然現れました!

 

20130522 6小学4年生の彼女。お母さんと一緒でしたが、こういうイベント向けに気軽に買える価格帯のものを並べた弊社ブースの中で唯一の高額商品『森のりんご』の前で足が止まり動かなくなりました。「これが欲しい!」と言う彼女の言葉に微塵の迷いもありません。隣のお母さんは困惑して、「自分のお小遣いで買うのなら」と言うと、「家に帰ったら払うから買って」と彼女。「この子、いつも変なモノに興味持つんです。変でしょう?」いやいやお母さん全然変じゃありませんよ!それを作った本人が言うんだから間違いありません。娘の頑なな意志にお母さんはいつもの事と諦め顔でしたが、『ゼブラウッドのりんご』を愛おしそうに持つ彼女の嬉しそうな顔に私は、ひと筋の光明を見た思いです。こういう「普通でない人」との出会いがあるからイベントは止められません。




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