森のかけら | 大五木材


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20090920 手塚治虫ワールド4平等院鳳凰堂の後は、家内は『木のおもちゃの勉強会』へ。私と子供三人は、夕方まで自由時間です。とりあえず京都市内へ電車で移動。京都に来るたび立ち寄って子供のお土産を買っていた京都駅の『KYOTO手塚治虫ワールド』へ。今までにもいろいろ買ったのですが、子供たちも大きくなりここに来るのもそろそろ最期かも。長らく楽しませていただきました。少年の頃の私の心には、手塚漫画の古き都のイメージが深く投影されました。漫画『火の鳥』の『ヤマト篇』や『鳳凰篇』でダイナミックに描写された、かつての大和びとの姿にすっかり魅了され、以後の京都・奈良のイメージがすっかり固定されました。

20090922 火の鳥ですから平等院鳳凰堂の鳳凰も、私にとっては『火の鳥』にしか見えませんし、先に手塚漫画ありきなので、その画との合致性を楽しむようなひねくれた見方をしてしまいます。まだビデオやDVDのなかった当時、田舎で暮らす私にとって手塚漫画は最上最大の思考増幅装置でした。擦り切れるほどにページをめくり、『火の鳥』や『ブッダ』を読みました。私の死生観も、その当時に読んだそれらの得たいの知れないような大きな畏れや恐怖、絶望感、孤独感、罪悪感、またかけがえのない命、希望、生きる意味、復活、不死、輪廻転生みたいなものが、ごちゃまぜになって大きな鍋に一度に放り込まれグツグツと煮られて作り上げられたのだと思います。当時はよく、説明も出来のくいのですが抽象的な『大きな闇』に包まれるような夢を見て怖くて飛び起きた事がよくありました。今思えば、自分の理解を超えたイメージが脳に入りすぎて、咀嚼できなくなって溢れ出てきたのだと思います。私にとっての手塚漫画の原体験は、『鉄腕アトム』や『ジャングル大帝』の愛くるしさではなく、『火の鳥』や『ブッダ』、『ブラック・ジャック』などの【未知なる大人の世界】への窓でありました。

20090922 悪右衛門その手塚漫画の中には、『陽だまりの樹』など時代劇の傑作もたくさん遺されていますが、中でも京都を舞台にした物といえば、’73年に発表された読み切りの『悪右衛門』という作品が強く印象に残っています。当時リアルタイムで読みましたが、その頃手塚さん本人も『冬の時代』と形容されたほど、ヒット作に恵まれず悩んでおられた時期だったようです。何気なく買った漫画雑誌に、『あの巨匠が描く・・・』などという仰々しいコピーがあったのを鮮明に覚えています。確か巻頭カラーページだったような・・・。

 

20090922 安倍晴明悪右衛門』は、平安時代中期に実在した学者・安倍晴明(平安時代の最も有名な陰陽師)の出生のまつわる葛の葉伝説が原型となっています。主人公は、画像右上の髭面の武士・本名を石川右衛門尉恒平(いしかわうえもんのじょうつねひら)といいますが、粗暴で悪行を尽くす事から、皆に『悪右衛門』と呼ばれています。彼は、手塚さんの創作したキャラクターで、主君の命ずるままに1000匹の狐狩りを続けます。ある日殺される寸前で、学者加茂保憲も門人・安倍保名(あえのやすな)に命を助けられた女狐は、彼に恩返しをしようと、悪右衛門の妻に化けて、捉えられた安部保名を牢から逃がします。その後、女狐・リズは実は悪右衛門が大変な愛妻家で子煩悩だと知ります。そして主君に命じられる狐狩りにも鎮魂の念を抱いている事を知り、いつの間にかそんな悪右衛門に好意を抱いていくのですが・・・

最期は今までの自分のしたことの愚かさを悟り、壮絶な最期を遂げます。悪右衛門の死に様が壮烈で、その怒りの表情をよく覚えています。しかし年代を考えれば、当時私は小学校の低学年という事ですから(今の息子達と同じくらい)、随分ませた子供だったのかしら・・・昔は今のように漫画雑誌もそれほど子供向けではなかったような気もしますが。とにかくこの作品はよく覚えていて、先日の『伏見稲荷大社』でもこの作品の事を思い出しました。安倍晴明は、京都ゆかりの『宇治拾遺物語』にも登場しますので、無縁な話でもないですが、どんどん話がずれていきますが、いつもの事なので気にしないでください!

20090920 京都太秦映画村7さて、自分たちが探し足らないだけだとは思うのですが、京都で小学校低学年の子供たちが楽しめるスポットが見つからず・・・この後は、定番の『東映太秦映画村』へ行く事にしました。平等院鳳凰堂など世界遺産は別格で、ここはそれほど観光客もいないのではと思っていましたが、なめていました!大混雑です・・・人混みは大の苦手だったのに・・・さすが京都、外国の方も多いですね。

材木屋のセットの前で1枚!松山にもこういう江戸時代の材木問屋のセットのような事務所があっても面白いですね、井部健太郎君!久万に作っちゃいますか?

明日は大阪でユニーバーサル・スタジオにでも連れて行ってやろうかと思っていましたが、朝から奈良に移動して寺めぐりに変更!以外にも子供たちもそれで納得。親のDNAはしっかり子供たちにも受け継がれています。まだ1日目が終わらない・・・




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