森のかけら | 大五木材


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20140727 1私が少年の頃観た海洋パニックもの映画で(その頃はやたらと生物パニックものが大流行していて、テレビの洋画劇場や深夜放送でもB級、C級のトンデモ映画が花盛りでしたので、私の映画の原点はそこにあります!)、見えざる深海から何者かが現れてくる恐怖感を与え、魚料理に対するアレルギーを与えたかもしれないものとして思い当たるのは、『ジョーズ』と『テンタクルズ』。数ある海洋パニック映画の中で天と地ほどの差のある2本の映画がなぜだが並列・・・。

 

20140727 2『ジョーズ』については今更語るまでもない、ジャンルや時代をもを超越したオールタイムランキングでも上位に君臨する大傑作ですが、一方の『テンタクルズ』は知っている方の方が少ないと思われます。昔は、テレビでも何度も放送されていて、私もその都度観て恐怖を無意識のうちに脳髄に恐怖を刻んでいたのかもしれません。タイトルの『テンタクルズ(Tentacles』は、タコやイカなどの触手のことですが、1977年にアメリカとイタリア合作の巨大タコが大暴れする映画。

 

20140727 3物語はいたってシンプルで、建設中の海洋トンネルの工事の影響で、深海にいた巨大タコが凶暴化して人を襲うというもので、主役となるタコの特撮も今見るとあまりにも拙い(ただし今となればむしろ味わいが生まれてきていて違った意味で楽しめる)のですが、当時はそれなりに新鮮で子供の恐怖感を煽るには充分でした。昔は『見えざるものの恐怖』を感じさせる空気感、時代感のようなものの中で子供なりに見えざる恐怖を作り上げていたのかもしれません。

 

FNC-FAN2036741それでもこの映画が、あまたある海洋パニックの駄作群の中でも私の心の中に深い闇となって残っているのかというと、B級映画と侮る事の出来ない重厚さや緊迫感がチープな映像や単純なストーリーを超越して伝わったからかもしれません。後になって知ることになるのですが、出演者の顔ぶれを見てビックリ!当時は外国人の役者なんて誰も知りませんでしたが・・・ジョン・ヒューストン、ヘンリー・フォンダ、ボー・ホプキンス、、シェリー・ウィンタースという錚々たる面々!

 

20140727 5まあそうやって演技派の演技によって私の脳内に巨大タコの恐怖が、海への恐怖となって培養される事になったのかもしれません。大人になってようやく海が克服できた(刺身が食べられるようになったという意味)頃に、ちょうど海とは逆の森に関わる仕事をするようになるのですから。それも何かの反動なのかもしれません。善家君からいただいたタコは『プロメテウス』の巨大タコ?イカ?に変身する事もなく、無事に我が家の胃袋に中に納まってくれたのは言うまでもありませんでした。

 




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