森のかけら | 大五木材


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★今日のかけら番外篇・E24 【アンゲリン】 Angelin マメ科・広葉樹・中南米産

20150319 1昨日、海外の木の中にはその正体がよく分からないモノのあるという話をアップしましたが、かなり情報が出るようになった現在でも、「この木何?」という木にしばしば出会います。240種も木を扱っていてまだ知らない木があるの?なんて言われる事もあるのですが、勘違いしてはいけません。たったの240種です!一説によれば、世界中にはおよそ10万種の木があると推定されています。ちなみに植物は30万とも・・・気が遠くなる数字。

 

Exif_JPEG_PICTURE森のかけら】は、端材を捨てるのがモッタイナイという母親と、世界中の木を見てみたい、触ってみたいという好奇心の父親という両親から生まれたというのがコンセプトですが、10万種となるとライフワークどころか一族としての使命?!さて、そんな初対面の木がこちらの『ダリナ(darina)』という木。木材市場で買ったのですが、見たのも初めてならその名前を聞くのも初めて。しかも情報はほとんどなくて分かっているのはその名前だけ。

 

20150319 2仕入れた材を削って見たりして見る限り、印象はマメ科っぽい雰囲気で非常に木目が緻密。あれやこれやと文献を引っ張り出しては調べましたがなかなか正体がつかめず!探す事数日、僅かな手がかりを元にようやく辿り着いたのが1つに名前。メキシコの中部から南米の北部に至る地域に分布(一部は熱帯アフリカにも)しているマメ科の木、『アンゲリン(Angelin )』。これはイギリスでの呼称で、ブラジルでもこの名が使われています。

 

Exif_JPEG_PICTURE落葉性の木で通常は樹高が6~15m程度だそうですが、この木には小型から大型のものまで含めておよそ30種あって、中には直径が1~1.5m、樹高が30mにも及ぶ巨大なものもあるそうです。芯材の色は黄褐色から濃赤褐色までいろいろで、木理はかなり通直で肌目は粗く重くて堅い等の材の特徴から考えても、ダリナの正体がアンゲリンではないかと推測しました。ただこの樹種は分布が広く、各国で様々な呼び名があってダリナは確認出来ず・・・。更に明日へ




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