森のかけら | 大五木材


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20160212 1昨日に続いて、新商品『モザイクタイル』のご紹介です。マイナスをプラスの価値に変えるということが、この商品のコンセプトで、節やカスリ、ピンホール、他と馴染みにくい強烈な縞柄やユニフィンガージョイント部分など、通常では問題視されるネガティブ要素にスポットを当てて、それらこそが輝く世界としてこのステージを作り上げました。節なんか使えない!虫穴さえ開いていなければなあ~!なんて声にムズムズしていた私の中の偏屈なひねくれ者魂に火がついてのです!

 

 

20160212 2実際加工して並べてみると節やピンホールのある個性派たちがなんと輝くことか!しかしそれらだけではあまりに濃過ぎるので、やはり全体のバランスとしてはノーマルも必要です。さまざまな個性がバランスよく並ぶということが重要で、結果として倉庫に眠る様々な種類の端材が活用できる場所がまたひとつ出来たということになります。形を整えることは勿論大切ですが、こういう商品コンセプトの骨格をきちんとしていないと、何のために何をどう作るのかがすぐにぶれてしまうんです。

 

20160212 3特に原料が端材であるからこそ、そこをきちんと詰めておかないと、ただ余り物でなんでもかんでも適当に作ってしまった副産物みたいなものになってしまうのは嫌なので、後付けではなく最初からキッチリコンセプトは固めておくように心がけています。それと具体的な商品とがなかなかうまくつながらず、完成するまでのもの凄く時間がかかったり、消滅してしまうアイデアも無数にあるのですが、それらの夢の残骸を乗り越えてようやく1つ、また1つと新商品が生まれていきます。

 

モザイクボードなど大掛かりで特殊な技術が必要とされる商品は別にして、端材ベースのオリジナルな小物商品を作るうえで重要なことは、なるべく自社内で完結できること。原材料がほとんどゼロに近いという端材の最大の恩恵を生かすためにも、加工賃をなるべく抑えて低価での販売を目指さねばなりません。少人数のわが社では、スタッフ全員が多能工的に、塗装から加工、磨き、袋詰めまでなんでもやります。年々身につけた(つけさせられた)技術もアップし生産性も飛躍的に向上。




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