森のかけら | 大五木材


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20161110-1先日告知したホームページのリニューアルに際して、オンラインショッピング用にいくつかの商品の撮影をしていてふと思ったのですが、ホームページ開設から8年経って、大五木材の仕事の内容が随分と変わってきたなあと・・・。それより以前は、現場の施工実例としてフローリングや内装、家具などに使っていただいた現場で写真を撮ることはあっても、背景や照明をセットしながら自社の商品の写真を撮ってサイトにアップしてオンラインショップで販売することになろうとは・・・。

 

20161110-2こういう作業ってひと昔前ならプロのカメラマンの出番だったはず。弊社も今でもここ一番という時は専門家に任せてはいますが、少々のことなら自分で撮ってしまいます。よく雑誌やネットで、「10年後になくなる仕事」というような企画がありますが、なくなる事はないにせよ、プロのカメラマンの職場の相当量がアマチュアカメラマンに侵食されています。中には、そんな事ぐらいで仕事がなくなるようならそいつはプロとは言えない、本物は必ずいつの時代も残る!という豪気な方もいらっしゃいます。それはごく一部の本当の本物。

 

 

20161110-3それは対岸の火事ではなくて材木業界も同様。木味を見るとか、木の癖を見抜くなんて「技術」は、需要があってこそ成り立つ特殊技術。求められねば切れ味鋭い刃とて活躍の出番無く錆びつくばかり。プレカットが常識とされる時代の中で、古き刃に懐かしき栄光の日々を語りかけて老いさらばえていく「思い出爺」になりたくはありません。ならば新しき戦いの道具を手に入れ、新たな狩場を探すのみ。私の場合は端材の山の中からたまたま【森のかけら】という道具を見つけました。

 

 

その時には、それが世界と戦える武器だと到底思えませんでしたが、それからおよそ10年。その道具は会社の屋台骨を支える1本の柱に成長。まあ、薄っぺらくて小さな屋台ではありますが、その下にもひとの暮らしがあります。材木屋という従来の仕事は、一部の大手を除いて今後10年で劇的に変わっていくことでしょう。もしかしたらその呼称すらに使わなくなる(ふさわしくない)業態になっているかもしれません。そんな中でいかに自分の会社の存在意義が問われています。




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