森のかけら | 大五木材


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最近仕事でやたらと『道後』に行く機会が多いのですが、その時間帯が極端に違うのでふたつの道後の街を見ることになります。たまたまですが、道後付近で3つほどの現場が同時進行で重なっていたので、3日に1回といわず材料を運搬していました。もう終わった現場もありますが、そのうちの一か所の現場が道後商店街の中にあって、商店街内は通常は車で侵入できないので、警察で通行許可の申請手続きをして許可書を発行してもらい特別に通行できるようになったのですが、車で通れるのは夜の10時から朝の8時まで

ということで、8時までに配達を終わらさなければならないので、7時から配達にでることになるのですが、その時間帯だと道後といえどもさすがに商店街を歩く観光客はほとんどいません。商店街もシャッターが閉まっているので、朝風呂にでも入った観光客が散策がてら歩いていることはありますが。では閑散としているかというと、そうでもなくて、ちょうど学生たちの登校する時間帯ということで、きっとこの商店街を突っ切るのが近道なんだと思うのですが、商店街の角々から小学生や中学生たちがゾロゾロ歩いて来ます。

そうこうしていると業者の車が入ってきたりと、道後の街が目覚める音が聞こえてくるので、私も慌ただしく荷物を降ろして道後を後にするのです。一方で、道後がもっとも賑やかな表情をみせる夜に納品する仕事もあって、そのついでに夜の道後温泉本館に写真を撮りに寄ったりするのですが、それは朝見た静かな学生たちの道後とはうってかわって、全国各地からやって来たお国訛りの飛び交う賑やかな道後です。闇夜を彩る赤青のネオンやビールの匂い。各温泉宿の草履の擦れる音、行きかう車のクラクション

道後には古くて懐かしい昭和の温泉街の名残があって、一歩路地を入ればいかがわしそうな(本当にいかがわしいかどうかは知りませんが)飲み屋があったり、すぐ近くには公然とピンク街があったりと、おじさん達による会社の社員旅行が似合う、絵にかいたような昭和の温泉街です。私はそんな清濁併せ呑むような道後が好きです。それを情緒と言っていいのかどうか分かりませんが、道後の魅力はそのあたりのいかがわしさなのでは。もうすぐ道後温泉の改修工事も始まりますがあまり綺麗になりすぎないようにと望むばかり。




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