森のかけら | 大五木材


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何かに例えた話の意味を説明するって非常に恥ずかしいことなんですが、よく分からないという友人がいるので、敢えて説明するのですが、冒頭から一体何の話をしているのかというと、南海放送テレビで放送された『えひめ情熱人』の事。約3分の番組にも関わらず、調子に乗って取材で2時間ほど喋り捲って、結果番組史上初の4回放送になってしまったわけですが、ディレクターの伊東英朗さんが林業の町・久万高原町出身で木の事に精通されていらしたので、細かな説明なしについ踏み込んだ話になってしまいました。

木材とはまったく無縁の仕事をしている同郷の友人達が意味がよく分からんと言っていたのは、2回目の放送で、「高速道路を降りて田んぼのあぜ道を行く」というフレーズ。それぐらい分かれよっ!って思うのですが、この収録は伊藤さんと受け答えをする形で、ずっと気の仕事の話をしていてその流れの中で出てきた言葉です。伊東さんが木の事をよくご存じだったので、目の前にいる伊東さんに話しかけるつもりで喋っちゃったので、木材業界の状況を分からない方にはちょっと説明足らずだったかもしれません。

と言いながら例え話を解説するもの恥ずかしいのですが・・・現状の木材業界は、住宅に関していえばプレカットといって、木材を工場で全自動の機械で加工するというのが全国的な主流です。勿論手刻みといって昔ながらに大工さんが手で加工するケースもありますが、職人不足や工期短縮等の理由によりかなりレアなケースとなっています。工場で機械が加工するため、木材の精度が厳しき求められるようになり、曲がった木を曲がったなりに使うとか、木味を活かして使うなんて職人技は必要なくなりました。

そういうプレカット工場が求めるのはいかに製品精度が高くて(寸法がキッチリ揃っている乾燥材)必要数量を適時に必要量だけ供給し、しかも価格がリーズナブルである木材。つまり大型工場で大量に作られた木材をいかにスピーディに廉価で供給できるかということ。そうなれば我々のような零細材木屋の存在意義はなくなります。それでもプレカット黎明期は、まだ流通形態が安定しないかで、走り回っていたものの、パイが大きくなるにつれ流通は大型製材工場とプレカット工場がダイレクトでするようになっていきます。続く・・・




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