森のかけら | 大五木材


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3月末の決算に向けて倉庫の整理を急ピッチで進めております。過去の長期的な対面の蓄積で、台帳には記載しているのに行方不明になっている木もあって、たまたまそういう材に問い合わせがあった場合には、狭い倉庫の中で折り重なるように並べられた板を右に左に動かしながらの大捜索が始まります。倉庫の中に立て掛けてあるのは基本的には乾燥していいる材なのですが、いくら乾いているとはいってもサイズや樹種によっては重たいものもあって、そう簡単には動かせない木も多々あり。

立て掛けるときにきちんと1枚ずつ値札を付けておくとか、並べる位置をもっときちんと整理しておけばいいのでしょうが、木を見に来られた方がいらっしゃると、あれもこれも見ていただきたいので、次から次に板を引っ張り出しては並べて移動させて、後で片づけようと思っていたら、また別のお客さんがいらして、移動させた板の上にまた別の板が重なり・・・。ただ片づけ下手な言い訳です。自分なりには何をどこに置いてあるかは分かっているつもりでも、思ったところにそれがない・・・。

結局毎度毎度大捜査が展開されることになるわけですが、悪いことばかりではなくて、そうやって何度も何度も板を担いで動かすことで、それぞれの板のコンディションや乾燥の状況を肌で感じることができます。乾燥はしているといっても、立て掛けておけば更に乾燥は進むので、皮膚感覚でその状態を確認できて、自信をもって提案出来る根拠にもなります。何より記憶力が悪いのでそうやって実物に触れていないと、あの木はどうですかと尋ねられた時の具体的な説明が出来ないのです。

まあそうやって自分なりの言い訳で自らを奮い立たせて今日も倉庫に向かうのですが、今月はかなり耳付き板への問い合わせが増えていて、その結果として倉庫内は結構な状況になっています。板が通路にもはみ出してほとんど歩くスペースが無い状態。分かりやすく言えば、映画『300(スリーハンドレッド)』の「山羊の道」のようなもの。この道を広げてしまうとペルシア軍に攻め込まれてしまう可能性があるので、あえてこのままにしておこうかと、私の中のレオニダスが叫んでいる・・・




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