森のかけら | 大五木材


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きっとマツを挽かれる製材所などでは、当たり前の話なんだと思うのですが、私はそれまでヤニは材木屋の証として耐えるものという前時代的なものの考え方だった(ただそういうものを探すのが面倒くさかったとも言う)ので、このモルテンのクリーナーは衝撃でした!最初、どれほどのものかと少し疑っていたものの実際に使ってみたら、ヤニが落ちる落ちる!あれほどしつこかったヤニが掌から浮き上がるように剥がれていくではないですかっ!これは素晴らしい~。今まで知らずに随分損をした気分。

成分は界面活性剤と石油系溶剤とのことですが、クリーナーだけでなくハンドボール専用のマツヤニまで販売されていました。落とした後若干石油臭さは残るものの、どうせすぐに掌は木の匂いで包まれます。あまりに気持ちよくヤニが落ちるので、初めて使った日は何度も何度もそれを繰り返してしまいました。ヤニからの解放がこれほど爽快な気分になるものだったとは!そこから先はマツの整理にも気持ちが入って、作業もスピードアップ。3t車山盛り3台分ぐらいあった板も綺麗に桟積み完了しました。

誰かにやらせればいいのにと思われるかもしれませんが、こうやって桟積みしてこれからひたすら太陽と風に任せて1,2年は乾かしていくわけですから、それがどういうものであったか自分の目で見て、記憶に焼き付けておかないと、乾燥後にどういう価格設定にするのか、どのサイズの板をどういう用途で使うのかなど戦略も練れません。なによりこれからしばらくは会えなくなるのですから、乾燥して立派に成長する前の姿を見ておかなかったら、とても1,2年も辛抱して待つことなんて出来きるわけがありません

直径600~800㎜ぐらいの立派なアカマツでしたが、ヤニっ気の多いのと少ないのが混在していて、ヤニの多い方は切った小口から水飴のように溢れ出しています。一方でヤニっ気の少ない方は表面もそれほどねとつきがなく、小口からの滲み出しも見られません。さあこれから長い乾燥期間を経てこれらがどういう風に成長変化していくかが楽しみです。乾燥の経緯を確認するために、数枚は倉庫に立て掛けて様子を見ていくつもりです。これで私の中のマツの苦手意識は少し薄れたものの、実はもう1つ苦手な理由が・・・




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