森のかけら | 大五木材


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昨日に続いて、『日本で一番軽い木・キリ(桐)』の話。厚めに削ってすっかり綺麗になったキリですが、今回は耳を活かして使う用途なのでディスクグラインダーで耳を削ります。きちんと勉強をしていないので鉋のような精緻な木工道具は苦手ですが、こういうワイルドな道具は大好きです。気分だけでも木工家になったようで、作業中は妄想爆発です!こういう作業をしながら、もともと自分はひとを使うような立場の仕事じゃなくて、こうして独りで黙々と創作活動をする仕事の方が向いていたし、そこを目指していたのですが・・・

作業自体は楽しいのですが、素材が軽いキリで、しかも20年以上も乾かしてカラカラになっていたという事もあって、大量に噴出するグラインダー屑を全身に浴びるので、気がつくと腕も作業着も真っ白。私は眼鏡をかけているのですが、もちろん眼鏡の内にも外にも木粉がビッシリ。マスクは必需品ですが、眼鏡が曇るので、面倒でマスク無しで挑んで撃沈することもたびたび。気管支にも木粉が入ってゲホゲホなのですが、綺麗になった耳を見れば疲れも吹っ飛びます。さあこれから耳を仕上げていきます。

グラインダーでザックリ仕上げた部分を今度はサンダーで耳を磨いていきます。長年使い続けたサンダーは、(自分のイメージの中では)自分の腕と同化したように動いてくれます(あくまで脳内イメージ)、のはずなんですが、なかなか実際にはそうはならなくて、こっちを磨けばあっちが凹み、あっちを磨けばこっちが飛び出しを繰り返しながらどうにか仕上がり。その頃にはすっかり腕は痺れているのですが、デスクワークよりもこちらが向いているなあと思うのは、たまにやるお父さんの日曜大工の感想レベル・・・。

ま、どうにかそうして完成。片耳付きで、室内の踏み台となります。キリは軟らかい素材ですが、使い方の作法さえ守ってやれば、繊細な素材で、内部に空気を沢山取り込んでいるので、触ると木の温もりがほどよく感じられます。スリッパなどではなくて、靴下も履いてない素足で触れてほしいところです。素材の特徴に合わせて、それぞれの木が活躍できる場面は沢山あるはずなのに、価格や手間、利便性、供給安定性などいろいろな事情で木が表舞台に出れないなかで、木の出番を増やすためには、まず木を知ることからですね




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