森のかけら | 大五木材


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モノづくりをしていると否応なしに発生するB材の始末をどうするかは永遠の命題ですが、今作らせていただいているカードスタンドの端材を利用して作っているのが、この『モザイクパネル』。40×50×12㎜サイズの小さな板に斜めのスリットを入れてオイル塗装をしたものが完成品ですが、加工の途中で面が大きく欠けたり、弾けたり、加工ミスがあったもの、節やピンホール、青染みなどA品にならなかったモノをどうするか。それが溜まりに溜まって段ボール数箱分になってしまい、このまま捨ててしまうのはモッタイナイ、何か作れないものかと思案していました。

あまり手をかけてしまっても仕方ないので、なるべくそのままの形を活かして作れるモノ・・・それで思いついたのが、スリットを裏にしてベニヤに貼り合わせたモザイク柄のパネル。それぞれの角を面取りしているので、ベニヤに貼りつけた後、プレーナーで削って面を飛ばします。それからサンダーで磨いて、オイル塗装しました。それでもB品なので部分的に欠損しているところもあるので、そこは大胆にパテ埋めしています。サイズが微妙にズレているのでそれぞれの間にかなり隙間もありますが、これはこれでB品として割り切ることに。とりあえず10枚ぐらい作りました。

このために何か仕入れてはB材加工職人の沽券にかかわるので、倉庫にあるものを活用します。下地のベニヤは倉庫に残ったいたものを転用していますので、サイズはバラバラ。これをどういう風に使うのかという事ですが、弊社の事務所ではこれを何枚か繋げて意匠的な壁として使っています。少し離れれば、隙間とか気にならないのですが、近づいてみれば結構粗い造りですので、その辺にご理解のある方に使っていただければと、都合のいい事を考えています(笑)。

何枚かオンラインショップにアップしてみて、あまり反応が無いようなら別の使い道を考えます。自分の中ではまあまあ手応えはあるのですが・・・。こういうのって企画を練っている時が一番面白くて、出来上がってしまったら途端に熱が冷めてしまうのは悪い癖。何枚か使って壁面を全部これで埋めてしまったら面白いのではないかと妄想している時が幸せ。もしも反応がよくて売れだしたりしたら、カードスタンドの検品が甘くなってしまいそうだなと独りにやけて、捕らぬ狸の皮算用・・・。




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