森のかけら | 大五木材


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広島からの帰りは、久しぶりのフェリー。平日だった事もあり船内は人もまばら。子どもが小さかった頃は、船という日常とは違う異空間が楽しかったらしく、よくフェリーに乗ったものですが、最近はほとんど利用することがなくて本当に久しぶりでした。平日の遅い便という事あってさすがに船内に人影はまばらでゆっくり休むことが出来ました。四国が本州と繋がるひと昔前は、すべてこうしてフェリーで海を渡ってきたものです。逆に我々が本州に出る際もフェリーが必須。

到着時間の関係で夕方から深夜に船に乗って、翌朝早くに目的地に着くことが多かったため、おのずと船内では酒盛りが行われたりしたものです。展示会などだと、行き時は「全部売ってくるぞ~!」と威勢はいいのですが、帰りはションボリと意気消沈する事も多くて、行きはよいよい帰りは怖いを地で行くフェリー旅でした。まあそんなフェリーでの行商も仲間がいれば、気分転換のミニ旅行みたいなもので(まだまだ景気も良かったので)、売り上げ云々よりも道中の話の方が楽しくて、今ではいい思い出です。

久しぶりにフェリーで横になったと思ったらもう到着。当初はそのま帰るつもりでしたが、善家君の高校時代の友人がやっている寿司屋が近くにあるというのでそこで晩御飯を食べて帰ることに。看板はよく見かけていましたが、入るのは初めて。三津浜の「次男坊寿司」さん。フェリーの発着する港に近いこともあって外国の方が多いようで、その日の私の隣の席の方も中国の方のようでした。そういえば昔はよく遠洋漁業で愛媛に立ち寄った(当人たちがそう言っていました)外国人が動物の毛皮の敷物とかを買ってくれと会社に訪ねて来ていました。

もちろんそんな怪しいもの買ったりはしませんでしたが、丸太ん棒のようなでっかい腕にビッシリとタトゥーの入った髭もじゃの外国人が、熊やら虎やらの毛皮を担いでやって来たら腰が引けます。まあ当時は買いたくとも買えるようなお金も持っていなかったので、シドロモドロで本当にお金が無いと伝えたら、諦めて帰っていきました。もしかしたら彼らの国では材木屋はいずれもお金持ちで格好のお得意様だったので、日本でも材木屋を狙ったのかも(笑)。残念ながら材木屋にも大小いろいろありまして大きな見当違い。

久しぶりのフェリーに乗って、港の近くで外国の方にあって、そんな昔話を思い出したりして、折角美味しいお寿司をいただいたのに料理の事は疎くて、その美味しさをうまく伝える筆も持っていないため申し訳ないです。で、お店を出たらその前にたまたま、以前こちらに引っ越してきた際にテーブル用の木材を求めて弊社にやって来られた設計事務所さんの事務所でした。遅い時間でしたのでもうお店は閉められていましたが明かりがついていて中の様子は伺えました。最後の最後まで木にご縁のある広島の旅でした。

 

 




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