森のかけら | 大五木材


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昨日、つい調子に乗って自社のことを『変態材木屋』と書いてしまいましたが、あまりにも僭越でした。弊社ごときが変態材木屋を名乗ろうなどとは100年早い!変態に憧れる材木屋に、訂正・お詫びさせていただきます。最近、さまざまな分野で少しマニアックな商材を扱ったり、物言いをするとすぐに『変態』というフレーズをつけたがる傾向にありますが、『変態』などというのはそんな簡単に使っていい言葉ではないのです。木材関係でいえば、ただ多くの樹種を扱っているとかマイナーな木を持ってるとか、そんなのは論外で、変態呼べるにはそれなりの格が必要なのです。

誤解があってはいけないので、まずは『変態』という概念について私の考えを説明させていただきます。辞書によれば、〔変態とは・・・普通の状態と違うこと。異常な、または病的な状態〕とあります。私の中では、ある特定のものについて偏執的に、病的に執着して極めている、ある意味どうしようもない人という解釈です。もちろん最大級の賛辞であり、外道・邪道の世界を往くものとしては、目指すべき世界!常識人からすれば、なぜそんな事を?と思われるような事に異常なほどに執着してしまう木材フェチズムの極北。

以前に、日本の最高学府を卒業して染め物職人になった京都の変態から、「変態を目指した段階で、もはやそれは誰かのコピーであって、本来の変態とは似て非なるもの。ピカソやマティスのような決して真似の出来ないような異端の才こそが変態として崇められるものであって、その線を少しでも意識して狙った時点でそれは普通の人が変態をコピーしただけのもの。なりたいと思ってなるものが変態ではなく、周囲が自然とそう呼んで認めものこそが本物の変態。だから決して変態を目指してはいけない。」と教えられました。

だからあまり気軽に「変態」なんて言葉は使えないし、使うべきではないのですが、最近わざわざこんな材木屋を訪ねてやって来られる人の中には、畏敬の念を込めて「変態さん」と呼ばずにはおられないような方が急増しています。そんな変態さんのひとりが、初めて大五木材にやって来たのは今からおよそ1年ほど前のことでした。中学・高校の同級生で、DJや音楽活動も精力的にこなしている清家ユカリさんが、合わせたいひとがいるからと連れて来たのが最初の出会い。そのひとの名前は、Koji Horie(堀江幸治君。明日に続く・・・




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