森のかけら | 大五木材


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赤色の木の在庫が少なくなったので仕入れた赤系の木を並べてみました。アフリカ産のパドック、同じくアフリカ産のアパ、東南アジア産のカリン(花梨)、ここには映ってませんがアフリカ産のブビンガなどなど。赤い色の木がよく売れている!というわけではありません。弊社では現在300種を超える多種多様な木を取り扱っていますが(種類が多いというだけで量は全然多くないのですが💦)、量ではなく種類で勝負!という事で、それらの木をミックスした商品をいろいろ作っています。【森のかけら】を筆頭に『モザイクボード』や『モザイクタイル』などなど。

多様な木が混ざることで唯一無二の複雑な表情が生まれてオリジナルティの高い商品になっているとの自負はあるのですが、そのためには色合いのバリエーションが必須。300種超の種類があっても圧倒的に多いのは、黄白色系から茶褐色系の木です。特に針葉樹系だとかなり似通った色が多くあり、並べて見ても質感も含めてあまり差が出にくい傾向にあります。それに比べて広葉樹は色合いも多彩で、表情にもかなり個性が現れます。なので色を強く意識せずともそれなりに面白い表情にはなります。

しかしやっぱり多樹種を扱って種類フェチの材木屋の矜持として、目を引くような色鮮やかな木も取り入れたい。という事で、赤い木が欲しくなるのです。当初は山ほどあって扱いに困っていたブビンガがその役を担ってくれていましたが、徐々に在庫も減少。次に目をつけたのがブラッドウッドことサッチーネ、紫の貴婦人ことパープルハートたち。在庫はそれなりにあるものの基本の厚みが30㎜なので、30㎜に仕上げなければならない『モザイクボード』に使えるものはわずかしかありません。

13 パドックや花梨などは60㎜とか70㎜などの肉厚のものがあるのですが、今度は逆にそれだけあるものを薄くしてしまうのはモッタイナイ病が発症!それで赤色が無い無いということになり、端材を使うという戒律を破って「端材にするための木を買う」という暴挙に!しかし冷静に考えれば、どういう形であれそれに見合った価格で売れればいいわけで、自分で作った『端材の呪縛』に囚われてしまっています(笑)。しかし他人からすればどうでもいいような事が、ものづくりの根幹にあって、自分内挌闘は続く!

少し前の話になりますが、愛媛県大洲市にある『梶田商店』に行って来た時の話。梶田商店は知る人ぞ知る老舗の醤油醸造蔵元で創業は明治7年。梶田商店の屋号は『』で商品にもその名が冠されています。私の実家では、物心ついた頃から醤油のことを「みとせ」と呼んでいたので、醤油とは別に「みとせ」というものが存在すると思っていました。それが梶田商店で造られた天然醸造で醸した生(なま)醤油に再び醤油麹を仕込んで発酵・熟成させた醤油「巳登勢」であった事を知るのは大人になってから。

その巳登勢を作っている梶田商店の事を知ったのは今から10数年ぐらい前のこと。知人から「大洲に醤油馬鹿がいるので、会ってみたら」と教えてもらいました。相当にマニアックで醤油の事を喋らせたらいつまでも熱く喋り尽す等々、聞けば聞くほど興味が湧いてくる。職種は違えどもその道を究めようとする熱い人とは会って話を聞いてみたい。そしたらその後、たまたま醤油馬鹿こと梶田泰嗣君に出会うことになりました。会ってみると噂に違わず醤油が煮えたぎるほど熱い男でした!

ところで今回梶田商店を訪れたのは、昔の郷愁に誘われて家で使う醤油を求めて来たわけでも、木材と醤油の新たなコラボ商品の開発のために来たわけでもありません。ちょっと別に用事があって来たのですが、梶田商店の中に入れてもらい醤油造りの内側をいろいろと見せていただきました。実は醤油と木は深い関わりがあって、梶田商店でも昔は杉樽に醤油を入れて保存されていたそうです。今は使われなくなった杉樽が積み上げられていましたが、それはそれでオブジェとしてもオモシロイ!

醤油とスギの関係は、ウィスキーとホワイトオークのような関係で、それぞれの木樽に仕込むことで材から滲出する木質成分がまろやかさやコクを生み出すのだ思います。梶田商店でも昔は専用の杉樽屋さんがいてそれを使っていたそうですが、後継者問題もあって徐々に樽屋が減少。今では杉樽を製造するところは全国でもわずかしか残ってないそうです。究められたものづくりも一旦途絶えてしまうと復活するのは難しい。全国でも貴重な保存料なし・無添加の巽醤油醸造の伝統は真の醤油馬鹿ではなければ守れない!

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