森のかけら | 大五木材


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本日7月5日は、毎月恒例の『大五の日』です。今年の1月から初めて早や半年が経過、ご近所の方だけでなく遠方からのリピーターも増えてきました。今月は平日開催なうえに梅雨も明けきらない不安定な天候ということもありますが、熱心な木工ファンの皆様のご来店をお待ちしています。以前は木工をするために端材を求めてやって来られる人と、小さなお子さんと一緒に木のおもちゃを求めてこられる人とにキッチリ分かれていましたが、最近はその境界が溶けてなくなってきていて、先におもちゃ、後で端材とか大五木材全部を見てやろうという方が増加傾向にあります♪

木材については、出来れば地元の木を使いたいという流れは続いていて、『愛媛の森コーナー』で材を探される方が多数。毎度同じ木ばかりでも面白くないので、今月は愛媛生まれのセンペルセコイア』もいつくか加えました。世界で一番高い木で知られる『ジャイアント・セコイア』の一族ですが、愛媛の某所で植えられていて伐採されたものです。名前からして期待値が高そうなんですが、見た目は赤身がやや鮮やかなスギ。それでいて匂いはカイヅカイブキのようなアロマティックな香りがします。成長スピードも速いのでかなり目荒。

これから木工を始めたいという方からよく訊かれるのが、「この木は何に使えるのですか?」と「木工に向いている木は何ですか?」という質問。親切・丁寧が売りのホームセンターとかであれば懇切丁寧に回答してくれるのかもしれませんが、生憎ここは偏屈材木屋木を買う時、すべてに用途を想定して買っているわけではありませんし、木は人間のために生まれてきたわけではありません。自分で考えながら試しながら悩みながらするのが木工の醍醐味だと考えてていて、とりわけ出口を考えるなんて最大の面白味を他人に委ねてしまうなんてなんとモッタイナイ!

機嫌が言い時であれば、つい質問に答えてしまうかもしれませんが、およそ300種類ぐらいの材種があるので、出来ればトライ&エラーで自分に合った探してみてください。私としては出来れば既存の定型的な「この用途にはこの木」という定説を超えたような『適材適所』を見つけたいと思ったいますし、見つけていただきたい。とりわけM.L.Hのような無名校の中に潜んでいるであろう千賀投手甲斐捕手のような宝石の原石を見つけだして育て上げ、木材図鑑に新たな用途を書き加えたいと夢見ているのです

今日のかけら番外篇・E052【オリオモ】Oriomo   ツバキ科・広葉樹

魅惑のパプアニューギニア産材第3弾。本日ご紹介するのは、ツバキ科の広葉樹『オリオモ(Oriomo)』。初顔です。いろいろな文献を調べてみましたがほとんど資料がありません・・・。これもいわゆるM.L.Hの木として日本に輸入されて、「樹種は問わない」という事で名前も明記されずに流通されている木の1つです。自らの手でこの木の特性や可能性を切り拓いていかねばなりません。30余年の材木屋としての経験と自分の感性が頼り。とりあえず板には挽いてもらったので、乾燥工場に送って乾かしてもらうことにしました。

乾燥についても手探りで、どれぐらいの温度でどれぐらいの期間乾かせばいいのか試行錯誤の繰り返し。乾燥についてはいつも愛媛ドライウッド(株)さんに持ち込んでいるのですが、石井和典工場長がほぼデータの無い新顔の木材でも厭わずにトライしてくれるので非常に助かっています。強制乾燥によってどれぐらい収縮や反り、ねじれ、割れが発生するのかまったく分からず、リスクも高いのでそれぞれの樹種を少しずつ抜き出して試しています。持ち込んでからおよそ半月ほど経って、オリオモが大五木材に帰還しました。

わずかな手がかりとして、ある文献に気乾比重0.64というデータがありましたので、それほどたくはないだろうとの見当はつけていましたが怖いのは割れや反り、ねじれ。乾燥する際には最上部に重しを乗せる圧締乾燥をしていますが果たして!?わずか1本の丸太のしかもその一部をもってして、その木のすべてが分かったような事を言うつもりはありませんが、とにかく机上のデータではなく、実体験、体感した生の記録を残していくことこそが、生きた教材、触れる教材『森のかけら』の作り手としての使命だと考えています。

乾燥による表面割れ、反り、ねじれはほとんど見受けられませんでした。生材の時の見た目では、かなり割れて戻ってくるだろうと覚悟していたので拍子抜けするほど。削ってみると本来の色がハッキリ確認できましが、私の印象ではアカテツ科のモアビに近い見た目。一部柾目に挽いた中に面白い虎杢が全身に現れていますが、これもたまたまなのかこれが特徴的なものなのかは不明。Oriomo redwoodと記してある文献もありましたが、その名の通り心材は灰赤褐色で辺材はやや淡い色調モザイクボードにしろ色味の濃い木は大歓迎なのでこういう木はありがたい。これからは塗装もしてみて実際に使ってみながらデータを収取していこうと思っています。

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