森のかけら | 大五木材


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加藤嘉明今日から2日間は、『えひめイズム』にて弊社主催のイベント【森のかけら物語 ~木と語ろう、木を語ろう~】です。昨日から商品やら備品を運び込み、イベントコーナー周辺には木の物が溢れております。10時からの開場なので少し余裕があります。開場前に近くの『加藤嘉明公』にご挨拶。最近、この像の横を車で通るたびに、気になっていていつかじっくり見たいものだと思っていました。近くで見ると馬上一体となり、かなりの巨躯で迫力があります。この騎馬像は、今年の4月のお城祭りの際に、松山中央ライオンズクラブより松山市に寄贈されたものです。

画像 044加藤嘉明は、言わずと知れた「賤ヶ岳七本槍」の一人にして松山城を築城した戦国大名です。戦国時代に秀吉、信長に仕え多くの武功を上げ、松山城主となりこの地を松山と定め、城下町として整備、松山城築城に着手します。残念ながら本人は、松山城完成を待たずに遠く福島の会津藩に転封(国替え)されてしまいます。さぞ口惜しいことだっと事だと思います。会津への転封も降って湧いた災難のようなものです。会津転封を固辞した藤堂高虎の代わりに、東北の雄・伊達政宗の抑えとして会津転封を命じられ、高齢であることなどを理由に一端固辞するも受け入れられずやむなく会津に移るのですが、この辺りにも加藤嘉明の人柄が出ているように思います。ロープウエイ乗り場にも、可愛い『よしあきくん』が迎えてくれます。いかに松山市民に慕われているかが分かります。人間的にも思慮深く立派な方だったようです。 

 

ロープウエイ

この加藤嘉明公の騎馬像、今までなかったのが不思議なくらいですが、政宗を抑えこんだ堂々の眼力にて松山城入り口にて睨みを効かせていらっしゃいます。この騎馬像だけでなく、このあたり一体が最近綺麗に整備され、松山城観光の入り口として立派になっています。ロープウエイ乗り場のビルの外観にも、秋山兄弟や高浜虚子の画が描かれ、周辺の町並みも統一感を持って整然と整備されています。立ち止まって撮影をすることすら危険であった道後温泉本館周辺も整備されましたが、観光市を標榜する松山市にしては遅きにあった感もありますが、テレビドラマ『坂の上の雲』の追い風を受け、ようやく観光整備の体制が整ったように思います。しかしいくら器が立派に出来ても中身が伴わなけば意味がありません。松山城下にて商売をさせていただく一員として、加藤嘉明公の名を汚さぬように頑張らねばと身も引き締まりました。

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さて肝心のイベントの方は、ゴールデンウイーク明けという事で連休の行楽疲れという事もあるのでしょうか、道行く観光客の姿もまばらではありました。まあこちらとしては、飲食関係のような物ではないので、ひとさえ来れば売れるという性格の商品でもありません。木の好きな方がじっくり物を見て気に入っていただければいいし、こういう物も愛媛にあるのだと知ってもらうことが大切です。それでもたくさんの友人・知人、木のファンもおいでいただきましたので、その詳細については明日から詳しく報告させていただきます。




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