森のかけら | 大五木材


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20101107 福山城と円き家紋①福山美術館の建物の隣には福山城公園があり、その中に復元された天守閣は福山城博物館として、歴代藩主の遺品などが展示されています。美術館を巡ってもまだもう少し時間があったので、入ってみることにしました。ちょうど、阿部氏福山入封300年記念の『幕末の福山藩』展を開催中でした。前に美術館に来た時も、その姿は気になっていたのですが、仲間もいたので自由行動が取れずその時は断念しました。しかし、登山家がそこに山があるから登るのと同様に、機会があるのにそれを見過ごしてしまっては城フェチとは言えません。大阪出張の際には大阪城に登りましたし、数年前に富山で理事会が開催された際には高岡城に、熊本で合同例会があった際には熊本城に登りました。長野に信州から松を観に行った際には、念願の真田氏ゆかりの上田城址にと、出張を利用して空いた時間で城廻りを楽しんでおります。

 

20101107 福山城と円き家紋②当然地元の松山城には何度も何度も訪れています。道後温泉と同じく、地元に居ると案外地元の有名な観光地に行く事が少ないものですが、うちの家族は結構訪ね歩いている方だと思います。私と家内が松山市出身でないだけに、松山で生まれた子供達には、彼らの故郷である松山の事を少しでも知っておいてもらいたいという気持ちもあります。昔は特別に城好きというわけでもありませんでしたし、今でも内部の構造がどうとか設計がどうとかが気になって城巡りをしているわけではありません。

 

20101107 福山城と円き家紋③あくまで観光目的に行っているのではないので、行動範囲や移動時間が限られていて、駅に近くてアクセスが良いところとなるとお城という事が結構多いのです。もともと戦国という時代の物を見たり聞いたりするのが好きだったのですが、歳を重ねるに連れ、系図などの人間関係や武将の生き方、時代背景などにも興味を覚えるようになりました。古くは、「伊賀の影丸」や「真田十勇士」、「里見八犬伝」で戦国に目覚め、「影武者」や「」、「柳生一族の陰謀」などを経て、最近は「竹光侍」や「センゴク」、「火天の城」などで城そのものに目覚め、マニアックに戦国時代を堪能しています。城は時の権力者の権威の象徴でもあり、敵からの防御などの目的もあるでしょうが、城を建てた大工達にとっても願ってもない腕の見せどころ、振るいどころだったのではないでしょうか。 

 

20101107 福山城と円き家紋④職人の心意気が伝わるような技術が随所に観る事が出来るのも城巡りの楽しみのひとつです。福山城は、徳川譜代の水野勝成が築いた由緒ある城なのですが、残念ながら明治6年に廃城となり、ほとんどが取り壊され、昭和の戦災で残った天守閣なども焼失してしまいました。現在の天守閣は昭和41年に復元されたものですので、歴史的に見るべき部分は少ないのですが、さすがに由緒ある家柄だけあって、内部にはペリー来航など貴重な資料が展示されていました。天守閣の扉の紋は、水野氏紋章の「丸に二本沢潟

20101107 福山城と円き家紋⑤実は、戦国大名の家紋を【円い森】にレーザー彫刻して、シリーズ化しようとう思惑もあったので、尚更熱心に城を巡っておりました。家紋のロゴの入ったソフトなども購入して、いろいろ試作も作ってみたのですが、家紋+αのαの部分がなかなか味付けできないうちに、他の商品の動きが慌しくなり手がつかないまま放置している状態です。まだ断念していませんが、最後の隠し味のひと振りがないと、どこにでもあるものをただ木で作ったという域を越えられません。それでは、わざわざ木で作る意味も面白みもありません。自分自身で納得できるオリジナルティーがひらめかないと、作ったてみたところで、仏を彫って魂入れず、になってしまいます。その何かを求めてまた城を巡るのです。




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