森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

20101115 さらばAPEC、次なる港へ!①様々な問題を孕(はら)みながらも、無事にAPECが閉幕しました。世界の首脳が集まる国際会議にこれほど気もそぞろになったのも初めての事でした。それは、日本とロシアや中国との関係や首脳会談がどうこうというよりも、気になったのはただひたすらに【森のかけら】の事でした。恐らく今日本でもっとも世間の注目を集める場所に送り込んだ【森のかけら】は大丈夫だろうか。日本を代表するビッグネームに囲まれて、さぞや肩身の狭い思いをしてはいないだろうか。馬鹿にされてはいないだろうか・・・と。

20101115 さらばAPEC、次なる港へ!②親馬鹿ならぬ、かけら馬鹿ですが、遠くに娘を嫁がせた親の心境とはこういうものでしょうか。【森のかけら】を展示していただいたのは、「APEC JAPAN 展示  JAPAN EXPERIENCE Ideas into Realty」という展示スペースです。期間中、横浜へ行ったの?などと訊かれましたが、セキュリティが厳格で到底近付く事など出来ません。遠く愛媛の地から、見守るだけです。事務局の方から、経過等の報告がいただけるのですが、展示販売会とは違って「売る」が主旨ではないので、ある意味気楽なはずなのに何故だかドキドキ・・・。

20101115 さらばAPEC、次なる港へ!③6日に仙谷由人官房長官主催の下、開所式を行われ14日まで各国の首脳やプレスの方々に披露されました。日本の最先端技術の結晶などのハイテク製品の中において、ただ四角く削っただけの木のキューブはさぞかし異質だったでしょうが、そういうモノをよくぞこういう晴れやかな場所に選んでいただいたものだと思います。外務省の懐の深さを感じると共に、自然素材のピュアなモノに対してアドバンテージの風が吹いている事は間違いありません。
 

20101115 さらばAPEC、次なる港へ!④展示はしていただいたものの、どういう国の方々が観て頂いたのか、どういう評価をいただいたのか分かりませんが、世界各国の方々の目に触れたという事実も間違いありません。【森のかけら】を作り始めて5年、こういう形で大きく世間にPR出来たのは本当に僥倖です。ただこれで世界の窓口が開いたなどと呑気な事を言う気はありません。それでも、一途にものづくりを続けていれば、どこかで誰かが見ていて、運や縁は生まれるという事は分かりました。

20101115 さらばAPEC、次なる港へ!⑤それも、たくさんの人のご縁や運の積み重ねの結果です。初めて【森のかけら】のパイロッ版となるモデルを作った時、それが全国の『木のファン』の方々にお買い上げいただいたり、よもやAPECのステージに並べていただくとは思いもしませんでしたが、愛媛県産業技術研究所藤田さんや岡田前所長に出会い、佐野さん(エスデザイン)、大内さん(パルスデザイン)によって原石が磨かれ、愛媛銀行感性価値創造室三宅さんやLOOPTOトム・ヴィンセント氏によってひとつ上のステージに乗せてもらいました。

20101115 さらばAPEC、次なる港へ!⑥そこから先は、意図せぬ追い風によって結構な高台まで舞い上げられたような気分です。縁やら運など目に見えないモノを引き合いに出すと、胡散臭く聞こえるかもしれませんが、この一連の流れはそういうモノでしか説明がつきません。APECに展示していただいたのは大いなる僥倖で、自信にも誇りにもなりましたが、当然ながらここが目的地ではありません。今回の件でお世話になった皆さん、励ましの声を掛けていただいた多くの方に感謝しながらも、そろそろ碇を上げて次なる航海に出ます。だから敢えて言いましょう、「さらばAPEC」と。




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
Scroll Up