森のかけら | 大五木材


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20110125 心あらば陽はまた昇る①このブログを始めるにあたって幾つかの誓いを立てました。1つ、必ず毎日アップする(遅れ遅れになる事がありながらも何とか2年は継続中)。1つ、材木屋のブログとして木や森、緑、自然またはそれから生まれたものや関連したもの・人・団体・活動について書く(数あるお酒の項目もただの酔いどれ日記にはしていないつもりですが誤解されてるかも・・・)。1つ、人を中傷・誹謗するような事、人の悪口は書かない(書いていないつもりですが、そう捉えられる事があったかも)。1つ、読んでいただいて気分が滅入るような後ろ向きな内容は書かない。必ず前向きな内容にする(反省は数あれど前を向いて書いたつもり)。この4つの誓いを自らに科して今まで書いてきましたが、長い人生山あり谷あり。本日はその禁を破ってしまいそうになる辛い話です。わざわざ触れなくてもとも考えましたが、木青協などを通じて関わりのある方も多く経過を案じていらっしゃる方も多いと思うので敢えて書かせてもらいます。

 

20110125 心あらば陽はまた昇る②私がこの大五木材に入社して22年になり、44年の人生の丁度半分が木材に関わったものとなりました。その木材人生のほぼ大半に関わり最大の友人であった井部勇治君が代表を務める久万銘木㈱が40有余年にわたる長い歴史の幕を閉じることとなったのです。昨日破産申請をして業務が停止しました。井部勇治君は私の1つ年下で、この木材業界に入った時期がお互いほぼ同じという事もあり、その頃から古いお付き合いがありました。その後、先に入会していた私が愛媛木材青年協議会に誘った事で、更に公私にわたり深く関わるようになりました。共に酌み交わした杯は数知れず、お互い仕事の愚痴や夢も含め、もっとも腹を割って話せる友であります。仕事上も取引があり、銘木や床の間材、集成材、フリー板などを分けていただき、弊社からも耳付材などを少し買ってもらっていました。

 

20110125 心あらば陽はまた昇る③友情の上に出来た仕事は長続きしにくいが、仕事の上に出来た友情は長く続と言いますが、まさに彼とはそういう関係であったように思います。年齢の事もあり、私が相談を受けることも多かったですが、私にとっては彼とは合わせ鏡。相談に答えながらも、その言葉で自分自身が抱える悩みも告白、解決していたように思います。他人から見ればつたない二人が集まって何の解決になるかと思われていたかもしれませんが、私にとってはもっとも自分を曝け出せる真の親友です。

 

20110125 心あらば陽はまた昇る④その彼の会社が昨日、破産宣告をして会社が無くなるという道を選択しなければならなくなったという事は、私にとっても突然の衝撃的な悲しい結末です。詳しい経営内容までは知り及ぶものではないのですが、この業界に身を置くものとしては決して他人事ではありません。この選択をするにあたって本人なりに相当悩みもあった事で、今更ああすればよかった云々の話をしても仕方ありませんが、その事実は厳然としています。仕入先、販売先にも多大な迷惑を与え、これから贖罪の日々となることでしょうが、人生が終わったわけではありません。そういう事態になれば消息を絶つ経営者が多い中にあって、誠心誠意謝罪したいという彼の気持ちを酌んでくれる債権者も多いのはないかと思います。

 

 

20110125 心あらば陽はまた昇る⑤メーカーと小売店をつなぐ卸売り業として久万銘木という会社が果たしてきた役割はとても大きなものがありました。破産後は粛々と事務手続きが進められていくことになりますが、その影響は大きく、当分の間市内では相当な流通の混乱が生じるものと思われます。弊社自体もわずかながら債権はあり、その後の仕入れにも問題は起きているのですが、翻(ひるがえ)ればそれだけ大きな役割に担ってきたともいえるのです。会社が無くなっても誰も困らない会社ではつまらない。かといって本当につぶれてしまっては身も蓋もないのですが、雇用、『銘木まつり』などを通じての銘木文化の伝承等を含め、今まで果たしてきた社会的使命は大変大きく立派なものがあったと思います。それゆえに今後、何らかの形で復活を望む声が多く挙がってくるのではないかと思います。その道は果てしなく険しく困難で辛いものだと思いますが、住宅というものがこの世にある限り、最低限必要とされる仕事は求められます。

 

20110125 心あらば陽はまた昇る⑥こういう形になっても応援してくれる仲間がたくさんいるというのも、彼の人望であり、久万銘木という会社の存在意義であったと思います。昨日も木青協はじめ多くの方から弊社にも数多くの問い合わせがありましたが、いずこも彼への温かい励ましばかりでした。人の情けが身に沁みます・・・。天に向かって志さえ捨てなければ、必ずまたチャンスはあるはずです。今は混乱していることだろうがここが正念場、がんばれ勇治!陽はまた昇るものだから

 

★なお、久万銘木敷地内で営業されている絵本の店コッコ・サン』におかれましては、通常通り営業されております。今月の22日からは、『こびとづかん・絵本原画展』も開催されており、たくさんのお客様で賑わっております。是非、ご家族でお出かけ下さい!




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