森のかけら | 大五木材


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20110618 されど森の緑を知る①全国大会の愉しみの1つは全国の友人知人・先輩後輩に一堂に顔を合わせて気さくに話が出来る事です。会った瞬間に、県や地区の垣根が取り払われ、まるで旧友のように盛り上がれるのは素晴らしい!「木材界の発展を通じてよりよい社会を建設しよう」という大目標があり、それに向かって各地区・各世代のベクトルが同方向に向かって精進しているからこその賜物だと思います。都会と地方、大人数を抱える大会団と小規模会団、それぞれのスタンスで、身の丈に合ったそれぞれの木青活動があったのでいいと思います。

20110618 されど森の緑を知る②会が大きくなるとどうしても枠や形の落とし込んでしまいがちですが、地区には地区の、地域には地域の事情ややり方もあるので、あまり型にはまり過ぎると、全国の多彩な地域性の活力が失せやしまいかと少々危惧もあります。ちょうど愛媛会団も大きな世代交代の時期を迎え、中四国地区での立ち位置も以前とは違ってくきます。避けては通れぬ世代交代のはざまの端境期。ピンチととらえるか、チャンスとするか、全国大会は同じ境遇の他会団を合わせ鏡として覗き込む場としても大いに有効なのです。

 

20110618 されど森の緑を知る③やはり外に出て大きな物差しを使わないと、己の姿がよく計れません。どれほど自分が小さく、考え方が稚拙であるかを確認・認識させられる場としても大変ありがたいのです。私の場合それがネガティブな方向に作用するのではなく、ある種の反発心になったり、推進力になりました。地元のぬるま湯の中にいると知らず知らず、頭も心ものぼせてしまいます。ただ、決して井の中の蛙になってはいけないと思いつつも、一方で地方なりの「空の青さを知る」者でもありたいと思うのです。ともあれ落合祐二会長本当にお疲れ様でした。

20110618 されど森の緑を知る④総務委員会の時から大変お世話になっている事務局の内藤さんとも久し振りのご挨拶。どうやら後釜のスタッフも決まったようで、どうぞ引継ぎ後はごゆっくりなさって,いずれ是非また道後温泉にでも遊びにいらして下さい。さて、懇親会親会の席でも挨拶があるのですが、お酒を目の前にしての事ですので、会場後方辺りからざわつきが起こり始めるとその波が会場に伝染し、挨拶の声も聴こえなくなるという、およそ社会人らしからぬ情けない態度がいつもの恒例でしたが、さすがに今回は様相が違いました。

20110618 されど森の緑を知る⑤東北地区の地区長が登壇されると、会場は水を打ったように静まり返り、皆真剣に現地の状況に聴き入っていました。テレビで報道される事とは別の世界があるようです。大会に参加しているどころではないような状況の中、駆けつけて来ていただいた東北地区の皆さんんは敬意を払いたい思いです。会場からも応援の拍手が鳴り止みませんでした。自社工場が津波の直撃を受け、大きな被害を出した岩手の日當和孝さん(第46、48代日木青会長)も登壇され、その被災の状況を、明るく笑いを交えて話されました、凄い・・・!

20110618 されど森の緑を知る⑥やっぱり凄いお方です!お腹も大きいですが、器の大きさの違いを改めて思い知らされました。いつまでもくよくよ悲しんでいたって仕方がない、何も無いなそれこそ何でも出来るじゃないか!その超ポジティブな思考は、木青連の会長を2度も務められ、業界のリーダーとして国や自治体とも向き合ってこられた尺度の大きな物差しを持っておられるお人だからこそ出てくるものだと思われます。人間力のレベルが違います。こういう方とひと時でも一緒に木青活動が出来ただけでも、会に居る意味がありました。

 

20110618 されど森の緑を知る⑦福島県からは、君(丹木材)も参加。会社の方には被害は無かったようですが、いろいろと影響はあると思われます。にもかかわらずこの笑顔。参加された東北地区の皆さんどなたも素敵な笑顔でご挨拶。一刻も早い事態の収束と復興を願うばかりですが、励ますどころかこちらが励ませれるほどのエネルギーを与えていただきました。無数の木々がなぎ倒され、瓦礫に混じって街中に流される姿に胸が痛まなかった材木人はいないでしょう。多くの森が消失したことでしょうが、私の記憶に刻まれた東北の雄大な森の緑の深さは消える事がありません。




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