森のかけら | 大五木材


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20120501 1では、1mX2m強の巨大な【】を加工していきます。料理人は、弊社の懐刀『ZEN FURNITURE』の善家雅智君。これだけのサイズの1枚板となると、その加工のほとんどが手加工になります。いくら乾燥しているとは、このサイズですからかなりの重量があります。さすがに独りで引っくり返すのは厳しいので、弊社に来てもらって加工してもらう事になりました。どんな相手にでも物怖じせずに、立ち向かってくれる職人さんいてこそ、こういう材が扱えます。

 

20120501 2材でそのまま流す方が手離れはいいのでしょうが、私はどうしても『その行く末』が気になって気になって・・・。どうせなら最後に御色直しして晴れ舞台に立つその姿まで見届けてやりたい、それが親、いや保護者、いや持ち主として(木の生きた長い時間に比べたら、そのわずかの間だけたまたま私の手元にあったから『私のもの』なんて言い方もとてもおごかましく不遜だと思うのですが・・・)偽らざる心境ではないでしょうか。その執着があまり強すぎると商売にならなくなるのですが・・・だって、この表情!

 

20120501 3枝を折るまいと踏ん張った森での奮闘ぶりが年輪とともにしかと刻み込まれています。私は正直、高級銘木にはあまり興味がありません。誰が見たって誰が扱ったって不動の価値のあるものって、ある意味面白くないじゃないですか。やっぱり『木と人』がセットになってこそ、材木屋が扱わせていただく木に意味が生まれるのだと思うのです。誰がそれを扱うのかという事に意味を持たせる事が出来るか、出来いか、それをする事こそが材木屋としての存在意義に他ならないと確信しています

 

20120501 4それが果たして実践できているかどうかについてはまだまだ力量不足で情けないのですが、目指すべきところはそこです。割れや入り皮、虫穴、小傷など森の履歴書たる『個性』を殺さぬように御色直しを施し、その力強さに下手な小細工をする事無く、「素材の味を引き出すように」仕上げてもらいました。最終的にはご購入される方の趣味嗜好に拠りますが、なるべく私もその思いを共有できる位置にいたいと思うのです。商品だけを「納品」するんじゃ面白くない!

 

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お届けする商品について、両者がその価値を共有できていればほとんどのトラブルは回避できるのではないでしょうか。今回もしっかりとこの栃の面白さを受け入れていただきました。最近はご来店いただくほとんどの方がHPをご覧になっていらっしゃるので、価値の共有までに時間がかからなくなりありがたい!正直、お金の話なんかよりも木の話で盛り上がりたいのです。ここがゴールではなく、ここが入口です。最低でも年輪分ぐらいは楽しみを持続させて、お付き合いさせていただかねば、立派な1枚板に申し訳ないじゃないですか




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