森のかけら | 大五木材


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20120619 1さて、映画産業と木材産業の斜陽度の比較が終わったところで、改めて巨匠リドリー・スコットの待望の新作『プロメテウス』について。リドリー・スコットにとって、実に『ブレードランナー』(1982年)以来となる本格的SF作品となるわけですが、御年75歳の監督、よくぞこのジャンルに関心を示していただいたものだと感謝。以前から、リドリー・スコットが再びメガホンを取って『エイリアン』の前日譚を撮るという話は浮かんでは消えていた「都市伝説」でしたが遂に実現したわけです。

20120619 2しかし、「すでに私はSFの分野には興味を失った」旨の発言をしたりして、ファンをヤキモキさせていました。『エイリアン』、『ブレードランナー』というSF映画の金字塔を打ちたて、やり尽くした感があっても当然。かの黒澤明でさえ、晩年は馬が疾走し刃を打ち鳴らす合戦シーンを廃し、人間ドラマに力点を置いたように人の視座も年齢とともに変化するもの。もはやリドリー・スコット版『エイリアン/前日譚』は幻かと諦めかけていたところでした。75歳の巨匠の見つめるSF映画とはいかに・・・?!

 

20120619 3日本公開が8月24日に迫り、次第にその情報やら予告編が露出されるようになるのは、嬉しいようなまだまだ観たくないような不思議な気持ち。ものづくりにも言える事ですが、企画を練っている時が一番楽しく、いざ商品を作り始めてしまうと、自分の居場所がなくなってしまうような不安がつきまといます。自分の掌の中で転がしているうちが楽しい・・・のでは拡がりもないのですが、これも性分ですから仕方ありません。『プロメテウス』、なるべくピュアな状態で受け入れたいと思います。

 

20120619 4『プロメテウス』のオリジナル『エイリアン』と並んで私にとってのSF映画の金字塔が『遊星からの物体X』ですが、何とこちらも前日譚が撮られ8月4日に公開が決定。ノルウエー南極基地で起こった惨劇の3日前に何が起きたかを描いているらしいのですが、こちらもオリジナルの公開は1982年。実に30年ぶりの続編(?)という事になります。こちらは残念ながら、前作の監督ジョン・カーペンターが登板という事にはならなかったようですが、現地のチラシからも相当のシズル感が漂ってきます!この両作に限らず、過去の映画の前日譚がいくつも作られるようになったり、リメイクなどが撮られるようになったのはオリジナルストーリーの枯渇、創作活動の怠慢?一方でリドリー・スコットのように自らが再び同じ作品を撮り直すのは、どういう心境の変化なのか、オリジナルに手を入れる事が出来るのはそれを作った本人のみに与えられた特権。それを見極めるべく、心して8月24日を待つべし、待つべし・・・!




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