森のかけら | 大五木材


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20141230 1今年も1年間、「モッタイナイ、モッタイナイ」と御題目を唱えながら端材を捨てずに商品化したりと大切に扱ってきた材木屋の親父の日々のマニアックな仕事ぶりを天界からそっとご覧になっていた雑木の神さまがいらしたようで、先日その神様から素敵なプレゼントが届きました。木を大きく分類すると広葉樹針葉樹に分類されますが、建築用材として常に光やスポットライトが当たるのはスギやヒノキなどの針葉樹です。広葉樹は統計などでも『雑木』とひとくくりにされるほど冷遇されています。

 

20141230 2それは針葉樹と広葉樹の蓄積量の圧倒的な差があることや活用範囲の広域性などから考えれば仕方のないことではあるものの、世の中には常にひねくれ者がいて(またそういう者がいるからこそ世の中は多様で活力もあり面白いのだとも思うのですが)、冷遇される雑木をこよなく愛すマニアックな一派がいます。またその雑木と呼ばれるグループの中にも、ケヤキサクラ、ナラ、タモなどのようにエース級のものもいれば、クロガネモチなどの街路樹系や公園樹系、灌木、庭木など細かく分類されます。

 

20141230 3さらにもっとマニアックなものとしては、材よりも実の方に圧倒的価値のあるリンゴブドウ、カキ、ナシなどフルーツウッド系の木があります。これらの木は収穫を効率化させるために枝を上へではなく横に水平に広げるよう剪定されるため、幹や枝が曲がりくねる事が多く、大きくなるための栄養を実に回してしまったため決して大木となる事はなく、材としては非常に取り扱いにくいもの、恐ろしいほどに緻密で滑らかなフルーツウッドに強く惹かれるひねくれ者は沢山いて、私もそのひとりです・・・。

 

20141230 4話が横に逸れてしまいましたが、雑木の神さまから届いたプレゼントは、リョウブ、フジキ、ユズリハ、ハゼノキなどの広葉樹で、偶然というかピンポイントで狙ったかのように【森のかけら】で長らく欠品が続いていたものや、ストックが少なかったモノばかり。他にもナシやカキなどのフルーツウッドの木も含まれていました。嗚呼、神さまはしっかり見守ってくれていたのだ・・・この嬉しすぎる雑木の神さまからのプレゼントの中身については、年明けに改めてご紹介させていただきます。




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