森のかけら | 大五木材


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木材塾①わが愛媛木材青年協議会では、会員相互の知識向上と情報の共有を目指し、2年前より【木材塾】を開催しています。会員それぞれが講師となって、自社の取り扱い品や各専門分野の現状、展望などについて話します。その後、質疑応答で理解を深めていきます。愛媛木材青年協議会の最大の特徴は、木材に関わる職種という大枠はありながらも、その職種が実にバラエティに富んでいるということです。製材所、原木問屋、小売、プレカット、梱包材、チップ、銘木、輸入商社、造林業、製材機械、薪ストーブ・・・会員の数ぐらい職種があろうかと見まがうばかりです。

091124_2012~0001上の画像は、昨年第一回の【木材塾】を開催した時のもので、丁度講演をしているのが現在の愛媛木材青年協議会の会長・渡部康彦君です。専門の『南洋材の今後』について熱く語っていただきました。パワーポイントを使って、資料も各講演者が作成し、約30分の講演の後で質疑応答もするなど本格的な勉強会です。一口に木材人といっても、事業は細分化しており自社商品以外は取り扱う事はおろか、目にする機会がほとんどないというのが現状ですので、こういう機会がないとある意味で『異業種の集まり』といえるかもしれません。

091124_1928~0002本日は、回を重ねて3回目で、講演は①㈱鶴居商店石井和典君が『外国産材の動向について』と②久万銘木㈱井部勇治君が『床の間の歴史について』です。まずは三つ子の親父・石井君から。石井君は㈱鶴居商店さんで製品の営業をしていて、主に米栂(ウエスタン・ヘムロック)を挽かれていて、弊社もいつもお世話になっています。私がこの業界に入った20数年前は、米栂全盛で外材で造作材といえば、そのほとんどが米栂でしたが、近年その扱い量も激減しているようです。米栂は収縮しやすく、乾燥時に板目に割れが発生しやすいことから人工乾燥に馴染みにくく、敬遠されてしまうのですが、素材そのものは、通直で均質に目が込み化粧材が取りやすい立派な材です。石井君のところで挽いているのは主にアラスカ産の栂で、カナダ産に比べて目が詰まっていて木の素性も良いです。米栂について詳しくは、『今日のかけら』にて改めて触れさせていただきます。

091124_2024~0001続いて井部君、秋の『久万銘木の展示会』の時以来ですが、訓練の成果が出た見事な講演でした。久万銘木さんは、愛媛県で唯一の銘木専門業者で、銘木の歴史から床の間の名称などを流暢に語られました。今の時代、ネットでデータを検索してコピーすれば簡単に揃いますが、そこに自分らしさを一筆加え、自分の言葉としてどれだけ語れるかが重要です。こういうものは、うまいとか下手とかいう物ではなく、要は慣れだと思います。簡潔に平易な言葉でどれだけ分かりやすく伝えられるか、この【木材塾】はそのための訓練でもあります。

091124_1914~0001会員相互の知識や情報交換がもっともっと進み、会員外の方にも自信を持って聴いていただける一般公開の【木材塾】を開催できるようになるのが我々の目標です。いかに効率よく製材するか、いかに省力化できる機械を開発するかというハードの設備面ばかりが注目されますが、こういう時代だからこそ、リサイクル可能な天然素材の木材の本質的な部分を見直し、それをきちんと説明・PRし、興味や関心を持っていただき、その特性を理解して使ってもらうという『語り』によるソフト面を充実させる事こそが大切なのだと思うのです。




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