森のかけら | 大五木材


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DSCF0448 20100112 白土建築工房①昨日、日頃からたいへんお世話になっている高知県の白土建築工房の白土さんご夫婦がお見えになりました。白土建築工房さんは、高知県を拠点に木造にこだわった思いのある家造りをされていて、そのダイナミックで個性溢れる家は見るだけでも心がウキウキしてきます。久万銘木㈱さんの展示会を通じて出会い、それ以来もう10年近いのではないかと思います。最初お話させていただいても、木に対する執着が尋常ではなかったので(良い意味です!)、相当のこだわりがある方だなと思っていましたが、やはりただの木の好きな工務店さんではありませんでした。

20100113 白土建築工房さん白土建築工房さんのHPに、家造りの記録がアップされているのでご覧になってください。以前の施工例は別のブログにアップされているのでこちらも合わせて。ここまでやるか!の徹底ぶりで、木の素材感にこだわり、存在感溢れる演出、熟練した経験に基づく大技、小技で『木の家』が造られています。木を生業とする人間として、こういう家に出会うとたまりません!白土さんの場合、『木をふんだんに使った家』という言い方はふさわしくありません。『木たっぷり楽しんで使った家』とでも呼ぶべきではないかと思います。
 
 
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誰がこんな曲がってねじれたような木を何処に使ううんや?という材でも、白土印の調味料をひとふり、ふたふりすると他の材とも見事に馴染んでいきます。俗に変木と呼ばれるような、変化のはなはだしい趣きのある木を多く使われますが、そういう木とも『必死で格闘しました!』というニュアンスがないのがまた粋です。ごくさりげなく、自然に取り入られ、取り立てて苦労したようにも語られない。自分の腕に自信があるからこそのスタンスだと思います。本当に腕の良い職人さんからは、モノづくりの苦労話は聞き出せないものです。モノづくりの楽しみがそれを凌駕していますから。我々木材人が勝手に変木などと呼んで分類していますが、そもそも森にはいろいろな木があって、すべてそれぞれ『個性』があります。建築に向き、不向きは人間の勝手な判断基準ですから。大きな木も小さな木も、それぞれが何らかの関わりを持って生きている森の在りかたをそのまま反映され、木の特性を引き出した『適材適所』の家造りにとても感銘を受けます。
 
20100113 コッコ・サン白土さんの事務所は高知市内にあるのですが、その2階は何と絵本屋さんです。奥さんが『絵本の店 コッコ・サン』をなさっています。その内装も当然、普通ではありません!変木を多用して目移りしそうにも思えますが、実際に入ってみると落ち着きがあります。木材も絵本も元は同じですからもともと相性がいいんですね。高知だけでなく各地で子供さん向けの読み聞かせや選書会などを開催されていて、ご夫婦共に物凄いバイタリティがあり情熱的です!いつも勉強させていただきながら親しくお付き合いさせていただいているのですが、その白土さんご夫婦が何故弊社においでになったかというと・・・明日に続く!



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