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京都の恵文社・一乗寺店で『えひめのあるくらし展』の続きです。仕事の関係で、展示会開催日2日目にあたる14日に会場入りしたのですが、開場して間もない時間だったにも関わらず、既にコテージ内には沢山のお客様の姿が!圧倒的に女性の方が多かったのですが、若い男のひとの姿もチラホラ。年齢層も幅広くいろいろな世代の方がご来店。しかもそのいずれも方もオシャレな服を着こなされ、材木屋風情が足を踏み入れてはいけない場所に来てしまったのごとし・・・。
『大人の部活動』の作戦会議で、県外で展示会をやろうかというう話になって、顔の広いチッキー(帽子千秋)女史が日頃からお付き合いのある恵分社さんの名前がいの一番に出て、ハイセンスな他のメンバーの皆様もその名前に「いいね~!」とすぐに同調され、驚嘆の声を上げるという反応でしたが、恥ずかしながらその中で唯一私はその名を知らず・・・。現在『おとなの部活動』は非常に女子力が強くなっており、オシャレなお店やら本の名前がポンポン飛び出してきます。
しかし私はそのほとんどの名前が分からず。『映画秘宝』とか『野球小僧』ならすぐに反応できるのですが・・・。なので、恵分社さんがどういうお店なのか、ホームページを拝見しても今一つよくわからなかったのですが、実際に行ってみると、女子が好きそうなお店であることは間違いなかったのですが、私のような人間のハートをくすぐるような商品も実に沢山あって、ただの本屋さんなどではなかったのです!置いてある本もマニアックというか、選者のしたり顔が伺えるような。
恵分社さんは、本だけでなく「本にまつわるあれこれのセレクトショップ」で、書店とは別入口で生活雑貨などを扱うショップもあります。HPの紹介文に「当店では、本のセレクトと合う雰囲気のものを、ということだけではなく、それによって読書の楽しみが増したり、本のある生活が豊かになるようなアイテムを集めています。」とありますが、まさに本の入口にして出口。木も建築材や家具だけでなく、木で出来たモノ、木から生まれたモノのでいかに暮らしに潤いや楽しみを与えられかを考えなければと強く感じました。普段の木の仕事をしていればご縁のないような場所でしたが、意識してこういう世界を覗かなければと強く意識しました。消費者目線だけでなく、作り手としても。
少し前のブログで触れましたが、12月11日に松山市内の愛媛県松山市男女共同参画推進センター・コムズにて、『COMS白熱教室2015』のゲストスピーカーをさせていただきます。『カワリモノ~多様性の時代に~』というテーマで選んでいただいたという事は、カワリモノと認めていただけたという証だと思っていますので偏屈材木屋としては光栄至極。一応段取りというか打ち合わせらしきことは話したものの、カワリモノなんだからまともにいく筈がないと、言い訳不要なのが役得。
白熱教室といえば、私が連想するのはこういうイメージなのですが、間違っているのだろうか?まあ、そんな事は気にもしていないので好き勝手にやるのですが、こういうカワリモノの話でも聴いてみたいと思う人が増えてきたという事は、世はまさに多様性の時代なんだろうと思います。この仕事に就いた当時、この辺りではヒノキが王道で、広葉樹といってもせいぜいケヤキかサクラ程度。一部の商業店舗などでは外材広葉樹なども使ってはいたのでしょうが、別世界の感覚でした。
こういうものって、そういうルートがあったとしてもそれをきちんと語れる『ひと』が居ないと定着していきません。私が若い頃は、その役目をされる一匹狼的なブローカーの材木屋さんがいて、時々事務所にブラリとやって来ては、聞いたこともないような珍しい材のサンプルを置いていくような感じで、当時は「これでどうやって食っていっているんだろう」と不思議に思っていたものの、魚心あれば水心。隙間に体形を合わせていくことで、人間どうにでも生きていけるものだと実感。
そういう方って個人商売だったりするので、それなりに(それでも十分なほどに?)食っていけたんだと思いますが、BtoBの卸売り商売であったため、広葉樹の魅力が一般の方にまではなかなか広く定着しなかったように思います。やはり一般的ではないカワリモノの魅力を伝えようと思ったら、カワリモノ本人がそのひとの言葉で直接熱く、眼をキラキラ(ギラギラ)させながら語るしかないのです、そうやって洗脳していくしかないのです。という事で、12月11日は『洗脳教室』、気をつけろよ~!!
※白熱教室、詳しくはこちら
2013年から始まった愛媛の異業種連携事業『おとなの部活動』もいよいよ最終年度を迎えて、事業総括の時期に来ました。今年は、県外へのアウトプットに重きを置いて、岐阜・京都・新潟などでのイベントを企画していますが、同時に4社によるコラボ商品の開発も進めております。こういうものって、会議室のピリピリした緊張感の中ででうんうん唸りながら、苦痛とともに捻り出してくるものではなくて、笑いの中からひらめきと勢いで生まれてくるものだと思っています。
まあそれが売れるのかどうかは別として、皆の気持ちが一つになるかどうかという事が肝心で、そうでなければ異業種で取り組む意味がありません。前置きが長いと、言い訳のように聞こえてしまう、あるいは期待倒れになってしまうのが怖いのですが、4社の笑い声の中からアイデアが飛び出し瞬時のうちに形となってまとまったのが、スギウラ工房の砥部焼玉と、Sa-Rahの布玉、弊社の丸い木、Yaetcoの柑橘を使ったエッセンシャルオイルから出来たモビール。名前はまだない。
それぞれの企業から持ち寄るネタは決まったものの、組み合わせ方やディティールについてはこれから決めていかねばなりませんが、ほぼ全体像は見えてきました。まったく分野の違う4社でのコラボという事で、そのバランスを取ることが肝心な部分ですが、いいおとなが3年もお付き合いしていれば互いの持ちネタや、引き出しの中身も大体想像がつくので、話がまとまりやすいのと、メンバーが皆異常なほどの負けず嫌いだということもあって、出たお題に対して決してNOとは言いません。
商品化にあたっては、まだ最後のひとひねりが必要となりますが、ただの丸い土の塊や発泡スチロールに布を貼ったのに過ぎないモノに異様に惹かれてしまうのはなぜなんでしょうか・・・。形は同じものでも、色味が違うという要素が、実は【森のかけら】の商品コンセプトと合致するので、本能的に惹かれてしまうのだと思いますが、このコラボ企画が元で、弊社単独でも新商品のアイデアが湧いてきて、それはそれで近いうちに商品化するつもりです。嗚呼、それにしても笑いの絶えぬおとなの部活動♬
もしかして私の思うカワリモノ(変人)どころか、もの凄くまっとうな常識人なのではないだろうかという不安が脳裏をよぎったものの、それは会議の後の懇親会ですぐに打ち消されることになったのです。なにしろ「後で酒を飲めないような会なら初めからやる意味がないっ!」と嘯(うそぶ)かれる酒豪伝説・甲斐朋香先生が目をつけられた御人ですから、そんな世間一般のようなまっとうな人であろうはずがない。そのカワリモノぶりが顔を覗かせるにビールジョッキは2杯も必要なかったのです。
その場所となったのが、『白熱教室』の会場となる愛媛県松山市男女共同参画推進センター・コムズから歩いて5分ほどの距離にある『艶吉・別邸』。こちらのお店ではテーブルに『ゼブラウッド』をお使いいただいておりますが、客としてお邪魔させていただいたのは初めて。初めから予定していたわけではないのですが、たまたま入ることになったものの、席についてゼブラウッドの個性的な木柄に目を移せば、この木もかなりのカワリモノ。美しい縞柄の裏には大きなリスクも伴っています。
重い、硬い、捻じれる、暴れる、反る、曲がる、人間の管理をあざ笑うような暴れん坊の木でもありますが、それらのリスクを踏まえてもなお心惹かれるカワリモノ。そんなカワリモノに惹かれる人こそカワリモノなのかもしれませんが、カワリモノゆえにカワリモノに魅せられるのかもしれません。考えてみれば、初めてゼブラウッドの板を仕入れてから20数年前が経ち、そんな暴れん坊ゼブラにも果敢に挑むようなカワリモノな人たちが私の周辺にも随分と増えました。類は友を呼ぶ。
ところで、西嶋理さんですが、先の会議では神職らしい毅然とした態度でお話しされていて、もしやまともな常識人なのではあるまいかと少々不安になったものの、お酒の席になると一転して、数々の武勇伝をはじめ、カワリモノっぷりをご披露いただきました。中でも西アフリカ原産の木の実に紐をつなげて高速で打ち鳴らして音を出す民族楽器・アサラトの演奏には驚愕!見事な腕前もさることながら、材木屋としてはその実の正体が気になるところ。調べたところオンコバスピノサという木でした。
初めて聞く名前でしたので調べてみると、樹高が6~8mの低木で、その実が乾いて落ちたものの中身をくり抜いて、小石や豆、貝殻、木の実などを入れて作るそうです。用材になるような木ではないようなので、有用樹種図鑑でもその名を探すことができませんでした。アフリカ発祥のシンプルで伝統的な楽器。これもたまたまながらアフリカ産のゼブラウッドのテーブルを囲んで、西アフリカ発祥の楽器の音色を聴く。そんなカワリモノの連鎖を肴にして今宵も酒豪伝説が生まれていく・・・。
『おとなの部活動』との交流戦(飛龍十番勝負)で刃を交えた地元の大学生たちのグループ(SENSE)と交流からスピンオフして生まれたある企画、『白熱教室の講師依頼』。そもそも『SENSE』とは、アート・デザインを軸とした自由な学びの場を作ることを目的とした愛媛大学と松山大学の連携事業なのですが、地域と密着して精力的にさまざまな活動をしているのですが、その一環として『おとなの部活動』との交流戦が実現しました。それで今度は、個人指名で私にお声が掛かった次第。
そのSENSEが主体となって行う参加・体験型のワークショップ、『COMS白熱教室2015』のゲストスピーカーとしてお招きいただくことになり、本日はその作戦会議。松山市三番町にある愛媛県松山市男女共同参画推進センター・コムズにて開催される企画なのですが、主に学生をターゲットにした、変わり者のおとなたちのひねくれた生き様を聴いてやろうという趣旨で、そのタイトルもズバリ『カワリモノ~多様性の時代に~』。ほ~、私が変わり者であると見抜いたという事か・・・。
11月末から計3回開催され、私は2回目の12月11日(金)を担当させていただくことになりました。1回目は、NPO法人農音さん(面識はないのですが、変わり者として招かれるわけですからきっと変わり者であることに間違いはないでしょう)、3回目は松山城の堀端にある出雲大社松山分祠の西嶋理さん。そう、このブログでも何度かご紹介させていただいた、木工する神主・ヤマドリ工房の西嶋孝仁さんの実兄。私と西嶋さん、ふたりまとめて説明会があるというので初対面。
ところで余談ながら、この場に甲斐先生が皆のためにとお持ちくださったのが上の写真の「ゴールドフィンガー」という品種の変わった葡萄でしたが、もうひとつ甲斐先生のカバンの中には食料が忍ばせてありました。それが、たまたま購入したという『ひなの屋のパン豆』!そうです、先日のブログでもご紹介した『大人の部活動・飛龍十番勝負第四弾』の舞台となった炎のパン豆屋こと『ひなの屋』さんのそれなのです!いや~、もうこうなると単なる偶然とかでは済まされそうにない恐怖連鎖!
さて話を戻して、西嶋さんも講師をされるという話は聞いていたのですが、すっかり弟である孝仁さんだとばかり思いこんでいたもので、会議室に理さんが入ってこられて「?」となって、そこで初めて気が付きました。孝仁さんから、お兄さんがいらっしゃることは以前から伺っていたのですが、神職という世間的には特別なお仕事に従事されているだけに、きっとさぞカワリモノ・・・いや、個性的なお方なんだろうと思っていましたが、会議の席ではもの凄くまじめなお話をされて、もしや?という猜疑心が・・・
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